Episode 4 ページ4
片手に持っている手作りのタピオカジュースを飲みながら
ずっと思っていることを言う。
『お兄様方って急に色気ついたよね』
タピオカジュースを、飲んでいた二人はびっくりした顔をしており
飲んでいたタピオカジュースを机の上に置いた。
「……なぁに急に。もしかして…惚れちゃったの？」
マンちゃんは両腕に顔を乗せて、上目遣いでこちらを見る。
フェロモン並のものがきて、少しうっ、となったが
何とか我慢して即答する。
『違う断じてありえない』
「ﾝﾌﾌ、振られちゃったねー。マンちゃん」
「めぅ……」
んん、そんな悲しそうな目でこちらを見ないで欲しい。
確信犯なのかそうじゃないのか曖昧なとこがあるわけで……。
真意はよく分からない。昔から掴めない人だ。
『なんというか、大人の色気？ってやつ』
『そういうのがあるのよ』
「んー、……どんな感じ？大先生」
マンちゃんはうっつんにそう言った。
うっつんはマンちゃんを上から下までじっくり眺めていたが
少し時間が経つと、首を傾げた。
まぁ分からないだろうな。
「そういうのわからんなー。
というか、男やし」
男やし、と言うが、彼らの距離感はだいぶ近い。
今も互いにあーんをしている。や、ホントに近いなｯ!。
そういうけがないのは知っているが。
なんか雰囲気があそこだけ違う……。
彼らは双子でいつも一緒にいるし
色気というのは分からないものなのだろう。
と、勝手に自己解釈をして静かに頷く。
『ねぇ、ずっと気になっていたんだけど
なんで今、こっちで住むことになったの？』
「……なんでなん？大先生」
「僕に聞かれても困るわ〜」
曖昧だな。
というか、どっちも知らんのかーい。
「なんというか、成り行き？みたいな。なぁ大先生」
「せやな〜」
「あと、ノアが寂しいだろうってのもあるで」
急なマンちゃんの寂しいという言葉に動揺して、視線を左へずらす。
寂しいのは図星なんだ。
『！……や、別に寂しくは』
「でも僕らがここに来て顔を合わせる前の顔、死んでたよ」
トドメのその言葉に私は何も言えなくなる。
『……』
「ﾝﾌﾌﾌ、ちゅう訳やからこれからよろしくね。ノア」
二人に視線を戻すと、柔らかい表情でこちらを見ていた。
私は、これからの生活がとても騒がしくなるのを感じ
胸が暖かくなった。
『うん！』
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くれいのあ(プロフ) - BANDさん» ありがとうございます！<(_ _)>〈 ｺﾞﾝ!〕 (2021年5月30日 7時) (
レス) id: c40cd9804d (このIDを非表示/違反報告)
BAND(プロフ) - あ、はい。神作ですねありがとうございます(((スライディング土下座))) (2021年5月30日 1時) (レス) id: cb43568772 (このIDを非表示/違反報告)
月琴(プロフ) - 漣＠えなみずつよいさん» わぁありがとうございますゥ！お母さんだよこんにちは(？) (2021年2月26日 22時) (レス) id: c40cd9804d (このIDを非表示/違反報告)
漣＠えなみずつよい(プロフ) - 尊すぎてｵﾝｷﾞｬｱです()赤ちゃんに戻りましたこんにちは (2021年2月22日 17時) (レス) id: 4335f2c288 (このIDを非表示/違反報告)
月琴(プロフ) - 天さん» 出来るだけ早めに頑張っていきますはい。受験シーズン終わったら今より更新していく予定ですのでｯ(多分.......) (2021年1月17日 20時) (レス) id: c40cd9804d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月琴 | 作成日時：2020年11月23日 9時
