今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:499 hit
小｜中｜大
結果 ページ3
『はぁぁぁぁぁぁぁあ』
八拍伸びた私のため息は教室のざわめきでかき消された。
「また近所だからってそんな喜ぶなって(笑)」
花巻貴大という男は私がどんな思いで(おおげさ)この席替えに挑んだか知らない。
私と花巻は一年の頃からずっと同じクラスで、ずっと席が近い。
正確に言うと一年の後期から隣か前後だった。
くじ引きなのに・・・
「俺ら運命なんじゃない？」
とゲラゲラと笑いながら私に話しかけてくる。
『花巻が運命の人とか死んだほうがまし』
「マジなトーンでいうなって花巻さんのガラスのハート割れちゃう」
私の一夏の恋・・・終わった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひじき | 作成日時：2019年10月15日 16時
