たそがれ町について ページ2
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たそがれ町
24時間365日、いつも夕暮れの空が続く不思議な町。
夕暮れ時のことを指す「黄昏」と、人とそうでないものとの区別がつかなくなる「誰そ彼」に人外比率が多いこの町を重ね合わせた誰かがそう呼び始めたのがキッカケ……かもしれない。
人口が少ないこともあり全体的に閑散とした町だが、どこか哀愁漂う雰囲気は町民からも好かれている。
インターネットは繋がらず、スマホは圏外になっている。
水道電気はすべての世帯に通っており、水道は居住区東の川から、電気は黒い家から南のあたりに太陽光発電が設置されておりそこから供給されている。
駅
町の一番左端にある無人駅。
線路が走っているが運行表が存在しないため廃線になっているのではとも噂されている。
駅の看板には「たそがれ」の四文字しか書かれておらず、次の駅もわからない。
居住区
町民の九割が住んでいる地域。マンションなどの高層建築はほぼなく、一軒家がほとんど。
近くには商店街や診療所、教会などもあり住み心地が良い。
商店街
居住区のきわめて近くにある商店街。
時たまシャッターが閉まっているがほどほどの活気があり、ここで買い物をする人が多い。
生鮮食品から日用品、雑貨屋まで多種多様な店が揃っている。
黄昏堂
商店街の中でもひときわ奥の方にある、異才な雰囲気を放つ雑貨屋。
どうやら白髪に赤い目をした女性が切り盛りしているらしく、雑貨の売買だけでなく「めずらしいもの」とたそがれ町の通貨を交換してくれるという両替所の機能も兼ねているらしい。
城谷の診療所
「城谷 鴻一」という男性が運営している診療所。
たそがれ町唯一の医療施設であり、人口に応じて数こそ少ないものの連日患者が通っていることで有名。
西野探偵事務所
「西野 九利」という男性が所長の探偵事務所。
迷子の捜索から浮気調査、清掃事業まで幅広く取り扱う何でも屋のような事務所。
テイア教会
たそがれ町で信仰されている宗教の一つ、「テイア教」の教会。
わずか二人のシスターで運営されているが信者はそれなりの数いるらしく、週に一度の礼拝がある日には教会に向かって列をなす信者の姿がよく見られる。
ゴミ捨て場
町と駅の間にあるゴミ捨て場。
衣服や生ゴミ、廃棄品まで様々なゴミが捨てられている。
時折、ゴミ捨て場の周辺で特定の人物が確認できるらしい。
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