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頑張れ、雄登。
あの日を境に私には、野球部の朝練を見る
理由ができた。
女子たちは、もう私に何も言ってこなくなった。
これでよかったんだ。
友達は相変わらずいなかったけど、
それより、大事なものを
取り戻したんだ。
野球部のギャラリーはやっぱり多くて、
みんなの視線のさきには、
雄登がいる。
私と雄登が付き合っている
その噂は、あっと言う間に広がって、
雄登の人気っぷりを
見せられてるみたいだった。
でもね、みんなは勘違いしている。
私と雄登は、付き合ってなんかいないの。
婚約してるんだよ。
校庭から、雄登が私に大きく手を振る。
決して、ギャラリーの方には行かない。
なのに彼は私に気づいてくれる。
私も小さく手を振り返す。
すると、
優斗先輩が、
優斗「那須!!!俺が、非リアだからか?!見せつけんな!!」
なんて、朝練中に大騒ぎ。
あー、ほらね、監督に怒られるの決定だね。爆笑
ねえ、雄登、
『大好き』
口パクで彼に伝える。
顔を真っ赤にして、
彼は、
俯いてしまった。
そんなところも大好き。
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作者名:いお | 作成日時:2017年9月17日 21時