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＊跡形もない（翼サイド）＊ ページ32
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翼「A！！」
急いで家に帰った私と滉は家中を探し回った
Aの携帯に電話をしてみてもつながらず
メールはアドレスを変えた後だった
ここまでしてAが私たちから離れる理由って何？
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滉「翼！！」
４階から滉の声
普段は大きな声を出さないから少しだけビックリした
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急いで４階に行くとそこには・・・
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跡形もないAの部屋があった
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翼「嘘・・・・だよね？」
クローゼットの中も
机の上も
本棚の中も
全てのものからAのいた証が消えていた
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広い部屋の中
今は私と滉だけ・・・
滉「Aは・・・俺たちにも言えないようなこと抱えてたのかな？」
小さい声で搾り出すようにつぶやいた滉の声
聞いたことのない声
大好きなAを想う声
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Aは私たちの記憶からも消えていきそうだった
ラッキーアイテム
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ラッキーカラー
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二宮理絵★(プロフ) - 小説、読ませていただきました。すごく泣けるいい話ですね、続きがきになります！ (2013年8月15日 11時) (
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作者名：千春
