3話 red to blue ページ4
冷「A、燈矢〜」
燈矢「！母さんきてたんだ」
『びっくりした』
冷「相変わらずAは強いわね」
燈矢「だよな〜」
『そうか？でも今日の相手とのサッカーは楽しかった』
冷「ならよかったわ〜」
燈矢「・・一個聞くけど・・父さんは？」
冷「・・訓練よ」
誰との訓練とは言わなかった
でも俺たちには分かった
焦凍
俺の弟だ
焦凍は俺たちにはない、父さんが望んだ個性
半冷半熱
を持っていた
まだ小さいのにきっと辛い訓練をしているに違いない
でも、
その辛い訓練が欲しかったのは
燈矢だったのにな
ガラ
冬美「2人とも、おかえり」
冬美は姉で、母さんにそっくり
『ただいま』
燈矢「・・父さんのところ行ってくる」
『・・あぁ』
きっと
燈矢は
焦凍みたいに
見て欲しかったんだよな
『俺がいるから大丈夫だ』
その一言が言えなくて
言えない自分が
嫌いだ
数年後
燈矢「A〜！訓練行こ〜」
『あぁ』
いつも通り学校から帰り、宿題をしてから訓練を行う
いつも通りだった
いや、
そう思い込んでいた
この頃、燈矢の個性が少し変わった
炎が赤から青へ変わったのだ
しかも、焦凍に危害を加えようとした
炎で焼き尽くそうとしたのだ
止めに入ったから焦凍は怪我をしなかったが、明らかに燈矢はおかしかった
でも、
それを忘れるくらい、燈矢の炎は、
綺麗で、
寂しそうだった
燈矢「この炎を見たら、父さん俺を見てくれるかな」
『っ・・』
ボア！！
ジュ！！
燈矢「あっち！！」
『！どうした？！』
燈矢「離れて！！」
『そんなことできるわけないだろ！！』
燈矢「っ・・またね、A。絶対、迎えに行くから！！！」
っドン！
ザザザ！
炎に包まれた燈矢は俺を突き落とした
『いった・・・』
俺は頭をブンブン振って、『今はそんなこと考えるな』と、自分に言い聞かせて家に全速力で向かった
ガラ！！
『はぁ、はぁ』
冬美「！どうしたの？！」
『へ、？』
夏雄「その体！気づいてなかったのか？！」
何も考えずにここに来たからだろうか、自分が草だらけで血が少しでていたことに気づいてなかったのだ
『そんなことより、燈矢が！！』
冬美「！お父さん呼んでくる！」
夏雄「俺は母さんを！Aはちょっと待っとけ！」
何が起きているかなんて2人にはすぐ分かったんだろう
2人は親に助けを求めた
今頃、燈矢が誰かに拾われていることを知らずに____
red to blue 赤から青へ
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らむね - ARyさん» コメントありがとうございます！！返信遅れてすみません！！更新頑張りますね！！ (2023年5月1日 23時) (
レス) id: 41465224bb (このIDを非表示/違反報告)
ARy - あああああああああああああ好きすぎる・・・毎日二、三回投稿してほしい。 (2023年4月30日 17時) (レス) @page10 id: 20866609ad (このIDを非表示/違反報告)
らむね - ｨｨｨｨｨｬｬｬｬｬｧｧｧｧｧ！！さん» ありがとございまぁぁす！！！！毎日１話は投稿しようかと思ってます！ (2023年3月18日 13時) (レス) id: 41465224bb (このIDを非表示/違反報告)
ｨｨｨｨｨｬｬｬｬｬｧｧｧｧｧ！！ - え、やばい最高の小説見つけてしまった………！この後の展開気になりすぎる！！応援してます！ (2023年3月18日 12時) (レス) @page3 id: eb59d2896b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らむね | 作成日時：2023年3月16日 20時
