【MASHLE】オルカ寮2年人間観察が趣味で誰とでも和解できる最古の十三杖持ち…情報過多。 (ページ13)

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マグナス・ペルファと優等生ページ13

一人の生徒が「絶対に関わりたくない」という思考と共に現場から離れた頃…

ロイド「何してるの、マグナスさん。」
“合法的に”授業をサボった男、ロイド・キャベルとその取り巻きがマグナスと接触した。

マグナス「ロイド君かー!何って、ストーキングに決まってるじゃん‼」
予測はできるが理解できない~~狂気じみた~~その言葉に、ロイドは首筋をぐっと押さえた。

ロイド「それは分かってるけど、“例の件”はどうなったの?」
マグナス「例の件?…あー、ハイハイ!無理だね‼(秒)」
(一応先輩だしタメ口だが)貴族のロイドに向かった図太い対応に、再び首筋を更に強く押さえた。

ロイド「…確認でもう一度言うけど、“君が退学すれば貴族階級に昇格できる”って案件だよ?
得でしかないし、早く受け入れてくれても良いんじゃないの?」

その言葉にマグナスは、少し考えた表情をした後、思いついたように顔を上げた。

マグナス「いや、それって君にとっての得だよね。確かに好きな人を喜ばせられたら本望だけど、
いくらこの世で一番いらない自分でも、趣味を奪われるのは嫌だな。それに、退学したら
死刑囚が増えて大変なことになると思うしね。…それで、何か反論ある?」

ロイド「…無いよ。でも、それについてはちゃんと考えてある。死刑囚は監獄への寄付で
なんとかするし、君の趣味の手助けも約束する。そもそも、この件はそれがメインだし、
ついでに生徒がよりよく活動できたらなあって。それでも受け入れない?」

そこでマグナスは数秒悩んだが、伏せた顔をゆっくりと上げて口を開いた。

マグナス「いや、違うね。本当の目的はそれじゃない。」

ロイドはまた首筋を押さえつつゆっくり言葉を発した。
ロイド「へえ、違う?言ってみなよ。…三対一だけど…ね!」
ロイドが魔法を発動しようとした次の瞬間、

『キーンコーンカーンコーン…』

ロイド「…続きは放課後の校庭にしようか。次の授業は“やりたい事”があるからね。」
そう言うと、ゆっくりとした足取りで、取り巻きと共に歩いて行った。

マグナス「…まあ、絶対来ないけど」
…角を曲がった後、重要な言葉を聞かずに。

【マグナスの研究メーター】
ロイド:8(NEW)

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