冷たいあの子は雪の国の国王で…？ふぁいぶ！

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〜教室〜







《2限目“動物言語学”》







アズール「オ゛アァ〜〜オ゛ァッ。ブナッ、フシャルル！」







ルチウス「オ゛ァ〜〜……ホワッ」






アズール「うんうん、なるほど。」







ジャック「アイツ…なんて言ってるんだ？」






『多分…アズール先輩が




“失礼、ルチウスさん。貴方は前回、いつ頃トレイン先生におやつを貰いましたか？”




って聞いて、それにルチウスが




“多分…3時間前くらい。”




って答えてるんだと思う。』







ジャック「へぇ…よく分かるな。」






俺としてはジャックが分からない方が意外なんだけど…ジャックは獣人だし…動物の言葉くらい普通に分かりそうだと思ったんだけど…


イヌ科の獣人だからネコ科の言葉は分からないのかな？
















〜魔法薬学室〜







《3限目“魔法薬学”》






アズール「シロイルカの歯、そしてチョウザメの卵、オーロラ蛾の鱗粉、人魚の涙……それから120種の薬草をブレンドしたエキスを加え…」







ボボンッｯ！！







アズール「完成しました！この薬を飲めば、体の1部を別の動物に変えることが可能です。」







クルーウェル「グッボーイ！これは、3年生の学年末試験レベルの調合だぞ。ほかの仔犬どももアーシェングロッドを見習うように。」







凄い…





ジャック「難しい魔法薬の調合も完璧……っと」






『あのクルーウェル先生から褒め言葉(グッボーイ)を貰えるなんて…』

















〜大食堂〜






アズール「さて、今日のランチはイカ墨パスタにしましょうか。おっと、きちんと野菜も取らなくては。炭水化物ばかりでは栄養が偏りますし……





何より太りますから。」







え？





いやいやいや……





え？







女子か！！






ジャック「アズールの奴…まさに完全無欠の優等生って感じだな。」





『確かに…穴が全くない感じだったな。』


















グリム「ふな゛ぁあ〜〜……早速アズールのヤツにこき使われてヘトヘトなんだゾ〜……」






エース「オクタヴィネル寮の掃除、ラウンジの給仕、購買に使いっ走りまでさせやがって……」





デュース「僕なんか今日は朝6時に呼び出されたぞ。」








大食堂に居るってことは…休憩はあるみたいだな。







エース「今日もこれから“モストロ・ラウンジ”の手伝いだし…」

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