呪術師は魔法が蔓延る世界へと ____ 。 (ページ8)

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『それで？なんの用ですか』

学園長「貴方は魔法が使えないかと問われた時、貴方は別の力を持っていると言いましたよね？」

『？…それがなんすか』

学園長「いえ、どんな力なのかと思ってですね。魔法ではないなら何に使うのかも分かりませんし、」

『…つまり俺が生徒に危害を加えないか、この学園に被害を及ぼす輩じゃないか、判断し兼ねるから聞こうと。』

学園長「！！

…話が早くて助かります。貴方はぼーっとすることも多い、考え事をしているようですしね。何を考えていたのか、教えていただけますか？」

…しょうがないな

『俺の世界には、呪いという化け物が存在します。』

学園長「呪い？呪いならこちらの世界にもありますが…化け物とは」

『常人には見えない、負の感情から生まれた、人を襲う化け物です。
其奴らには強さがあって、それぞれの等級に分けられています。
それを倒せる力を持つのが、俺たち呪術師』

学園長「呪術師、、呪詛師の類ですかね」

『呪詛師は別にいて、その呪いを倒す力を人に向け殺害したり、悪さをしたりする奴のことです。』

学園長「ほう、、因みに聞きますけどAくんは呪詛師では…」

『ないですね、100ぱーない。』

学園長「そうですか…」ほっ

あからさまにほっとすんなよな、

学園長「…呪術師というのは職業ですか？学生なのに大変ですねぇ、」

『呪術が使える奴等は皆、スカウトされるか入学試験を突破して呪術師専門の学校へ入学すると、その瞬間から呪術師なんです。勿論命を賭して戦わなくちゃならないし、命を落とす仲間も見なくちゃなりません。』

その話をした途端、学園長の仮面から涙がだばぁっと滝のように流れてきた

『うわっ』

学園長「若いのに゛っ…沢山苦労をなさったんですねぇ゛っ…ずびっ」

『まあ…呪術師なんで』

学園長「あなたはもう少し大人に甘えなさい、良いですね？」

『！！』

“Aはもう少し、大人に甘えてもいいんだよ。

僕とかどーお？♡”

不意に五条先生の言葉を思い出した。

『、頑張ってみます』

この世界に居る時だけは、そうしてみようかな、なんて

学園長「では、鏡の前に立って頂けますか？」

『え、なんで』

学園長「貴方の魂の選別をしてもらおうと思いまして。」