呪術師は魔法が蔓延る世界へと ____ 。 (ページ5)

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赤髪の男「ボクの魔法だ、その首輪を付けている間キミは魔法が使えない、ただの猫同然だよ。」

グリム「ふなぁ！？離すんだゾ！オレ様は絶対、この学園に入学して大魔法士になってやるんだゾ！！」

『行ってこい、白、黒』

「「わふ」」

玉犬達はこの部屋を出ていった。

学園長「ま、少々予定外のトラブルもありましたが入学式はこれにて閉会です。各寮長は新入生を連れて寮へ戻ってください。

…ん？そういえばディアソムニア寮寮長のドラコニアくんの姿が見えないようですが…」

獅子の耳を持つ男「彼奴が居ないのは何時ものことだろ」

ターバンの男「あれ？もしかして誰も式のこと伝えてないのか？」

美しい男「そんなに言うならあんたが伝えてやれば良かったじゃない、」

ターバンの男「んー、でも俺、彼奴のことあんま知らないんだよなー」

ハブられてんのその、、どらこにあさん、、？

「ドラコニア…って、まさか“あの”マレウス・ドラコニア？」

「この学園に居るってマジだったのかよ、、」

「怖ぇ…」

さらに怖がられてんのかよ、、

どんだけの罪犯したとよ、其奴…

老人口調の男「───おお、やはり。

もしやと思って来てみたが、マレウスは来ておらなんだか。
“また”式典の知らせが届いていなかったとみえる」

眼鏡の男「申し訳ありません、決して仲間はずれにした訳ではないんですよ。」

赤髪の男「どうも彼には、声をかけずらいオーラがあるんだよね。」

老人口調の男「まあよい、ディアソムニア寮の者はわしについてくるがいい。

…あやつ、拗ねていなければ良いが…。」

そんな会話をしながら学生さんたち全員が出ていき、この部屋には俺と裕也と学園長先生？だけになった。

学園長「さて、よるさん。大変残念なことですが…貴方にはこの学園から出て行ってもらわねばなりません。」

『あの、』

学園長「魔法の力を持たないものを、この学園に入学させる訳にはいかない。」

『がくえ』

学園長「心配はいりません、闇の鏡がすぐに故郷へ送り返してくれることでしょう。」

『学園長さん！！』

学園長「はい？」

やっとこっち向いてくれた、、

『俺はどうしたら、』

学園長「君は魔法が使えるんですか？」

『魔法？は使えん、、けど、他の力なら』