呪術師は魔法が蔓延る世界へと ____ 。 (ページ3)

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～鏡の間～

赤髪の男「──さ、これで入学式と寮分けは終わりかな？いいかい新入生達、ハーツラビュル寮ではボクが法律(ルール)だ。逆らう者は首をはねてしまうから、そのつもりで。」

獅子の耳を持つ男「ふぁ〜あ、やっとかったるい式が終わった。さっさと寮に戻るぞ、サバナクロー寮着いてこい」

眼鏡の男「新入生の皆さん、この度は入学おめでとうございます！皆さんが充実した学園生活を送れるよう、オクタヴィネル寮寮長として、精一杯サポートさせていただきますよ」

美しい男「それにしても、学園長は何処に言っちゃったのかしら？式の途中で飛び出して行っちゃったけど…」

タブレットの声「職務放棄……」

ターバンの男「腹でも痛めたんじゃないか？」

バンッ、と勢いよく扉を開ける学園長

学園長「違いますよ！」

赤髪の男「あ、来た」

学園長「全くもう、新入生が二人ほど足りないので探しに行っていたんです。さぁ、寮分けが終わっていないのは君達だけですよ、狸くんは私が預かっておきますから、早く鏡の前へ」

裕也「あー…どっちから行く？」

『…お先にどうぞ』

裕也「アッハイ」

此奴日本人だな(確信)

はぁ…

裕也が鏡の前へ行くと、鏡から顔が出てきた。

闇の鏡「………汝の名を告げよ」

裕也「ひぃ…札元裕也です、、」

裕也、、カチコチじゃん、うける

闇の鏡「汝の魂の形は………

…………………………

分からぬ」

学園長「なんですって？」

闇の鏡「この者からは、魔力の波長を一切感じられない。

色も

形も

一切の無である

よって、どの寮にもふさわしくない！」

周りがざわめく

ふむ、俺はどうなるのかな、、

学園長「魔法が使えない人間を黒き馬車が迎えに行くなんて有り得ない！生徒選定の手違いなどこの百年一度も無かったはず…一体なぜ…」

「もごもご…ぷはっ！

だったらその席、オレ様に譲るんだゾ！」

学園長「あ、待ちなさい！この狸！」

「そこのニンゲンと違って、オレ様は魔法が使えるんだゾ！だから代わりにオレ様を学校に入れろ！

魔法なら飛びっきりのを今見せてやるんだゾ！」

赤髪の男「みんな伏せて！！」

「ふな゛ぁ〜〜〜〜っ！！！！」

猫？狸？の妖怪は火を噴いた

ターバンの男「うわぁ！！あちちちっ！！尻に火が！！」