呪術師は魔法が蔓延る世界へと ____ 。 (ページ19)

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「僕てっきり皆テンションで使ってるとばかり、、」

エース「得意な魔法なら、まあ感覚で使えるんだけどねー」

デュース「とにかく！僕はなんとかしてあの化け物を倒して、魔法石を持ち帰る。」

エース「だーかーら、お前さ。

シャンデリアの時といい、実は相当馬鹿でしょ。
さっき全然歯が立たなくて、Aに助けてもらった癖に？

なんとかってなに、何度やったって同じだろ。」

デュース「何だと！？お前こそ…」

僕がそろそろ止めようとした時、Aくんの方からちっ、と舌打ちの音が聞こえてきた。

『お前ら、いい加減にしろよ。』

エース「はぁ〜〜〜？魔法も使えない部外者は黙ってろよ、」

『はぁぁ、、じゃあ全員仲良く退学って事で、かいさーん』

デュース「なっ…お前までエースの肩持つのか！？」

『別に誰もそんな事言ってねぇだろ、この場合裕也と俺以外全員悪いしな』

「「はぁ！？」」

グリム「なっ、オレ様も！？」

『当たり前だろ、グリムはちょっと煽られたからってキレるんじゃねぇよ
エースはサボろうとしたのが悪い
デュースはもう少し頭使え』

「「「ぐっ…」」」

『もう少し協力し合え、分かったな？』

エース「協力って…ハッ、なにそれさっむ…よくそんなダッセェこと真顔で言えんね。」

デュース「こればかりは同感だ、此奴と協力なんかできるわけが無い。」

『ふーん？俺的には入学初日で退学の方がもっとダサい気がするんだけど？』

エース「うっ…」

デュース「それは…」

「そんなの、全然クールじゃない！」

エース「はぁ…わぁったよ、やればいいんでしょ、やれば！

────で？どんな作戦？」

わくわくしたような顔でそう問うてくるエースを宥めているAくんを見て、僕は思った

何をしているんだろう、僕は…Aくんみたいにみんなを叱ることも、鼓舞することも出来ずに…

せめてAくんの役に立ちたい、、！

「ねぇ、僕に作戦があるんだけど、、」

『ん？おぉ、言ってみろ』

「あのね───」

僕は正直に、作戦を話した。

『、、ありだな』

「！、ほ、ほんと？」

『嗚呼、これなら勝てるかも。

ありがとな裕也、流石だ』

！！

嗚呼…やっぱり僕は…

Aくんがすきだ。

裕也side end