8話 ページ10
3人で奥の方へ向かう
ダニー「なにはともあれ君達が無事で良かったよ」
レイ「私も…先生に会えて安心した。…ね、A」
『…ん』
こく、と頷く
『…先生はここから逃げなかったんですか…？』
ダニー「…だって、君達がいるからね。
A君は初めましてだけど、レイチェルは賢いからきっとここまで来られると思っていたんだ。」
レイ「私達を待ってたの…？」
ダニー「A君、レイチェル、止まって」
ダニー先生は俺とレイの肩をぐい、と引っ張った。
目の前にはガラスの板が…
ダニー先生がコンコン、とガラスを叩く
ダニー「破って出られる厚さじゃないね。右の道も行き止まり…か
ねぇ、レイチェル、A君…まるで僕ら3人で閉じ込められてるみたいだね…？」
恍惚とした表情で俺たちを見下ろすダニー先生
その表情に俺達はぞく、と震え上がった。
「『……』」
ダニー「あぁ ごめんよ、こんな話より出る方法を考えよう。
大丈夫
怖がらないでいいよ、2人とも
3人でゆっくり過ごせば何かいいことが起こるかもしれない、レイチェルにも僕にとっても…そしてA君にとってもいい事が
…ね」
そう言った先生の瞳に光は無かった。
こいつ…変態でプラスしてヤンデレキャラかよ…((
先生に対する恐怖を無くすために俺はそんなことを考えた。
ダニー「ほら、こっちの部屋も行ってみよう」
sick room
と、書かれた部屋に入れば…
『ベッド…？』
ベッドがひとつ
レイ「…なんだか病院の個室みたい…」
その部屋を調べる為に中を歩いていると…
レイ「…何か書いてある」
『…本当だ』
自分の望みを知っているか
欲望を知っているか
それが本望であるならば抗う意味など無に等しい
なぜなら、こんな意味すらここにある君は持たないのだから
ただし望みには対価がいる
ルールは破らぬように
レイ「この壁の文字…前のフロアにも…」
『それにルールって…？』
ダニー「ここにはきっとルールがあるんだ
例えば君を襲った奴はここまでは追いかけてこなかった、何かしらの決まりがあるんだろうね」
『…じゃあ、この望みって…？』
ダニー「さぁ、それは人によって違うだろうね
…そうだな、僕なら」
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まりん - ツイステの方の話も好きだけど殺戮の天使とのコラボ最高です！出会ってすぐのレイチェルを庇うのも夢主くんぽくて凄い好きです！これからも無理しないで更新してください！ (2023年1月4日 13時) (
レス) @page9 id: 5d61bcc539 (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - 新鮮な神作がやったー!!てか毒飲まされたのに友人で答えるの主人公優しすぎて涙出る……無理のない程度に更新頑張ってください！応援してます！(ところで、フ ラグの項目はお忘れではありませんか？ご確認をお願いします(・ω・｀)) (2022年12月7日 16時) (レス) @page3 id: 2a5e77e557 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あめだま | 作成日時：2022年12月6日 18時
