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続き ページ4

安「あのな…これほんまは…Aちゃんのために
買ってん…」照


顔を赤らめてゆうヤスくんに

夢の中のわたしもハテナが浮かぶ。



「うちらって今日はじめて会ったよね…?」



安「Aちゃんからしたらそうかもしれんな。」



「…うん。そうでしかないな…。」



安「俺はずっと見てたんよ…
仕事頑張ってるなぁ眠そうやなぁって」



「知らなかった…」



安「気持ち悪いよな…
歳もほんまは十個くらいちゃうし…

どんなにアイドルやからって、
おじさんはおじさんやもん…」


急にしゅんとなるヤスくんに

なんか笑けてきて


「おじさんって思ったこと無かったけど、
ほんまは十個どころじゃないで…笑」


って言いながら、ヨシヨシしてあげた。


安「えー…Aちゃんいくつ?」


「今年25!」


安「若っー!あかん俺犯罪なる??」


「ううん。もうとっくに二十歳は過ぎてるアラサー前だし、
ヤスくんお母さんにも許可取ってるやん!」


安「よかった…」



「ヤスくん、ぎゅって、して…?」



安「…ええん?」


不安そうなヤスくんの顔見てたら、

なんか可哀想になった…


安「やばい…幸せや。ありがとう」



ほんと数秒ぎゅってして離れようとするから

わたしの方がすこし物足りなくなる。



揶揄うように、ヤスくんの

ほっぺに軽くキスすると


安「まじであかんて!Aちゃん!」って

怒ってベッドから出ようとするから


「ごめん!せめて布団の中にいて〜」

手をひっぱる、

それでも出ていこうとするから


「女の子とはこれ以上しない感じ…?」


わたしの言葉にちょっとだけ力が抜けたヤスくん…


安「それどーゆうこと?」


「いや、ヤスくん可愛い感じだし?
男の子が好きでも理解できるなぁって…違った?」


安「本気でゆってる?」

ヤスくんの顔が曇る、
声のトーンも低くなって


安「俺、女の子好きが好きやし、
今Aちゃんのこと気になってたって
ちゃんと伝えたつもりやってんけど…」


「……」


安「そりゃわからんよな。
Aちゃんからしたら急に家連れてこられて、
芸能人やから着いてきてくれたんやもんな…?」


「……」


まぁそれは否定できないけど

ヤスくんが芸能人じゃなかったら
知らない男の人の家には絶対行かないし

普通に通報レベルだ。


安「今だって、Aちゃんはからかってる
だけかもしれへんけど、俺は本気って知ってもらいたいから
我慢してんねんで?」


ずっと背中を向けたまま喋ってるから、

顔は見えないけど、

なんとなく本音だろうと思えた。

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作者名:七海 | 作成日時:2023年12月5日 11時

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