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お風呂を出て、

まだまだ残ってる朝、昼、夜ごはんをつまむ


オシャレな白い皿に

フルーツがちゃんと盛られてて

マメだなぁーと感心してしまう。


来たときは知らなかったけど、

ワンルームと、でっかい中庭みたいなところが

繋がっていて、観葉植物や植木鉢に花が

たくさんあった。


寒いから外には出ずに、

中からぼぉーっと眺めてると




ガチャガチャって玄関の方から

音がして、

振り返るともうヤスくんが帰ってきてた。



「おかえり〜」


安「ただいま〜外めっちゃ寒かったよ!」


「これ全部ヤスくん作ってんの?」


庭の植物について聞くと、


安「そうだよ〜!これは葉牡丹!
今年はあったかかったからあんまり綺麗に色出なくて。

……これは、多肉……(以下省略)」



めちゃくちゃ喋ってたけど、


わたしはシャインマスカット食べながら


右から左に流してた



安「俺も風呂入ってこよ〜」


ってなんかバスソルト?

みたいなのを選んで、るんるんで

お風呂に行ったヤスくん。


ヤスくんのお風呂が長過ぎて

わたしは再度、睡魔に襲われて

待ちきれずにベッドに入る


ひとんちなのに、慣れたように電気も消してて


安「寝てるん?」


と、目を開けると裸のヤスくんが

暗闇に立ってた。(パンツくらい履いてたかも…)


「寒いよ…?布団入りな?」


安「温めてくれたん?ありがとう、
けど俺も風呂上がりやでポカポカやよ〜」


確かに、ヤスくんからは薄っすら
白い湯気が出てた


ヤスくんが布団に入ってきて

はじめて、ちゃんとヤスくんに触れる距離


安「シャンプー俺の使ったで、俺の匂いになってしもた…

Aちゃんの匂いが好きやったのに…」


わたしの髪を撫でてるヤスくん


ゼロ距離なのに、緊張しない不思議な雰囲気

ヤスくんも髪や顔は触ってくるのに

それ以上はなにもしない…


「ヤスくん、いつも寝るとき裸なの?」


安「基本はね〜なんでぇ〜?」


「だったらこのわたしが着てるパジャマ、

やっぱり女の子に貸す用?笑」


わたしの質問に、ちょっと困った顔のヤスくん…


まあ芸能人だし…?

やっぱり初対面の女、家に連れてくるタイプだし…?

そりゃまあ遊んでるんだろうな…と。

そうわたしは別に気になっただけ

だったんだけど…



ヤスくんは思いのほか、

焦ってんのか、困ってんのか、

しどろもどろに

安「あのな…これほんまは…Aちゃんのために
買ってん…」照

って言った…。

照…?

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作者名:七海 | 作成日時:2023年12月5日 11時

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