晶哉くんはペットじゃない。 (ページ9)

今日:109 hit、昨日:63 hit、合計:4,330 hit

9 ページ9

「んで、俺に確認してると」

佐野も大変やな。って小島くん。

小島くんから聞いた話と、Aちゃんが言ってた事はほぼほぼ間違ってなくて、ほんまに偶然に会ったらしかった。

まぁ…！小島くんがほんまの事ゆうてたらやけどな！！

「まぁさ、俺がゆう事じゃないけど、佐野頑張れよ」

なんて、意味ありげなこと言うて「次俺の番〜」って小島くんは個人の撮影へ行ってまった。

それと入れ替わりで楽屋に帰ってきた誠也くんに「昨日のことやけどさ…」って話しかけたら、

「まぁ仲良くやりーよ」

そう一言だけ言って「リチャ〜」って、リチャくんに絡みに行った。

なんやねん、みんなして。

イライラしてたら「どしたん？」って正門くんが声掛けてくれた。

こうゆう時ほんまはいちばん話やすいのは、正門くん。

けどAちゃんのことだけは、話されへんもん。

「なんもないで」

はぁ、また俺ろくでなしやん。

聞けばええやんか。

Aちゃんと付き合ってたん？って。
なんで別れたん？今も連絡取ってたりするん？って。

あーーあ、聞けへん。

だって「今も連絡取ってんで」とか言われたら？俺立ち直れへんし？メンバー内でいざこざになったら嫌やし？

「佐野がバカになってしもた。笑」

そやって、フリーズしてた俺にどうしたん？って聞いてきたリチャくんに説明してる正門くん。

その隣で俺は知らんよ？って顔の誠也くん。

そんなにもAちゃんはこの人たちと、深く関わってんの？

けど確か俺が初めてAちゃんに会った時、メンバーも一緒におったはず。そん時は別になんも言ってへんかったよな？

なんで、俺だけこんな蚊帳の外なん。