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結局、やることやってたらとっくに日は跨いで
夜中の2時…
夕飯作ってあげよと思ってキッチン立ったら、
Aちゃんなんて言ったと思う？
「この大量のお土産食べれば良くない？」
やで？ご飯はご飯。お土産はおやつやろ。
この子、俺がおらん日絶対お菓子で夕飯済ましてるわ。
「美味そー、いただきまーす」
俺が作ったオムライスを食べて、ケチャップ口に付けてるAちゃんを見つめる…
「ん？」
出ました。その顔。
見つめちゃってどうした？って顔。
Aちゃん、昨日のこと忘れてちゃってんの？
いや、多分、俺が忘れてると思ってるんやろうな。
んな訳あるかい。覚えてます。しっかり根に持ってます。
イチャイチャしたって、無かったことにはなりませんからー。
「んで、昨日はなにしとったんですか？」
ゲッ、って顔したな。
「言い訳聞きますよ？」
「朝から充電切れてたんだもん…」
心配かけてごめんねぇ。って、ちゃうよ？俺が知りたいのはそっちちゃいます。
「小島くんと誠也くんと、なんで一緒におったんか聞いてんの」
「別にばったり会っただけだよ？」
嘘だ、充電ないのに、この広い大阪で会うわけある？
ない。ないない。絶対にない。
「ほんまに？」
「うん、ほんまに。ビックリしちゃったよね。」
「ほんまに？家連れ込んだりされてない？」
「ないない。あっでも小島くんには下まで送って貰ったよ！」
うわ、小島くんまで敵か。と思ったけど、まぁ夜道一人で歩くよりええ。うん。小島くんやでギリギリセーフ。
どうも言い訳は他にないらしく、「ほんまにそれだけやで？」やってさ。
ほんまは、俺が東京行ってるのをいいことに、絶対約束してたやん？誠也くんとあんなに近くで座ってさ。俺聞いてないよ？正門くんと付き合ってたんなら、まぁ他のメンバーとも関わりあるんかな？とは思ってたけど、あんな距離感近いなんて知らんかったし。えっえっ…もしかして誠也くんとなんかあるからあんなにAちゃんとの事よく思ってない訳？……以下省略
「明日、メンバーに聞くからええし」
言えません。聞けません。
俺のろくでなし。
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作成日時：2024年4月23日 19時
