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your said
「Aちゃーん！おかえりー！」
次の日仕事から帰ったら、にっこにこの晶哉が玄関まで走ってきた。
それはもう完全に犬。
お土産あるよーって机に並べられたお土産の数は5つ6つ。
これ全部私にだから、ビックリよ。
「お土産買いすぎじゃない？」
「うふふーAちゃんの為に選んでるとつい買いすぎちゃうみたいやねぇ」
「最近毎週東京行ってるよね？もうお土産いいんじゃない？」
私も出張で行くし。って付け足してみたけど、
ちゃうもん。これは期間限定やろ〜？これはこのまえ好きって言ってたやつやろ〜？これは番組で美味しいって言ってたやつやろ〜？って…
「晶哉私を肥やして食べる気…？」
そんな私の冗談に、笑うわけでもなく。
「食べる」って、ゆっくり近ずいてくる晶哉はもう完全にそっちモード。
私より高い身長を、私に合わせて「いい？」って言われたら、こっちも断れないわけで、
「ベッドいこ？」
そう言いながらも、もう始まっちゃってんのよ。リビングで既に服乱れちゃってんのよ。
「待って、ジャケット皺になっちゃうから…」
ハンガーに手を伸ばそうもんなら、
「アイロンしたらええやん」
そんな余裕ないって言わんばかりの声で、床にジャケットは落とされた。
晶哉は意外に優しくない。
そんなところも、かわいかったりするけど。
「んぁ…やば寝てた」
「あ、起きたん」
自分だけ、もうちゃっかり上下スエットに着替えてるし。
パンツ…パンツっと、ベッドの下に落ちてるはずの下着を手探りで探してると、
「洗濯機入れたよ」
しかも、もう回した。と…
いやいや有難いけど、彼女のパンツ拾って洗濯機入れたのね。
まぁいちよ「ありがとう」って言ってみる。
「お風呂も湧いてるで」
「うん…」
「俺えらいー？」
褒めて？と言わんばかりの顔、
それに、
「ねぇお風呂入っておいでって言ったよね？」
胸揉まれてんですが…
「この手なに？」
「だってAちゃんがかわいいからあかんー」
若いって、恐ろしい。
2試合目、いただきます。
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作成日時：2024年4月23日 19時
