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your said
学校でも、放課後も、バイト先にまできてそれはもうストーカーばりに。
そのせいで、当時末澤の彼女に呪いの手紙みたいなんもらったり、友達にも裏切り者だって言われた私は、学校での居場所なんて無かった。
それでも、末澤だけは一緒にいたから、感覚麻痺っちゃって、末澤を突き放すことはなかった。それどころか、末澤だけが私の味方みたいな気持ちだった。
小島「付き合ったりせんかったんすか？」
「うん…だって、そうゆう風には見えなかったもん…私は」
小島「私は？」
末澤の方はどう思ってたかは、知らない。
だけど、一時期は異常なまでに執着して、私が違う男と手でも触れようもんならギャーギャーと。
それって普通に恋じゃん？って小島くんに聞いたつもりはなかったけど、「それは恋っすねー」と彼も言ってる。
だから言った。
「私のこと好きなら付き合う？って…」
小島「ほぉ、ほんなら？」
「付き合ったら別れがくるから、嫌やって」
小島「誠也くん拗らせてますなぁ」
そう、拗らせマンなの、末澤誠也は。
「…あ、良規の話もする？」
小島「聞きたいんすけど、もう着いてます？これ？」
「着いてるねぇ」
話しながら歩いて来て、かれこれ20分はここに立ち止まってる。さすがに小島くんもここがマンションだと気づいたらしい。言ってやれよってな。
「あ…、あがる…？」
小島「いや、もう、佐野怖いんで。……もうほら」
小島くんのスマホには100件以上通知の表示…
ああ。私の方静かになったと思ったら。そっちに。
ごめんねぇ、と謝って、話はまた今度にした。
ん？また今度？
小島くんとまた今度会うことあんの？
まぁいいや。
帰ってから、スマホを見るともうやばい程の着信履歴にスタンプの数…。それも1人からじゃない。晶哉に末澤誠也に、なぜか良規。
晶哉には、帰ったから安心して。とだけ伝え、あとの2人は無視します。
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作成日時：2024年4月23日 19時
