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Aちゃんちに帰ったら、それはもう悲惨。
「ちょっと、Aちゃん？何泣いてんの！？って……お酒飲んだん？え？こんなに？あーあーあー…」ｱﾀﾌﾀ
部屋は暗いわ、泣いてるわ、酒飲んでるわ、何から手付けてええかわからへんって…
俺にも『清水んちに、美味い酒送っといたから、それ飲みながら2人で話しなね』って大倉くんからメッセージ来た。
これか…日本酒の瓶を確認すると、空っぽやし、1本飲んだん？
もうこんなん話できる状況ちゃうやん…
とりあえずAちゃんを抱きしめたら
「晶哉……？」
「そぉやで？晶哉やで？」
「…だいすき」
……ん？待って待って。
普通に可愛いこと言ってるやん。
「やば……」
泣いて顔ぐっちゃぐちゃやのに、バリ可愛い。
暑っついって勝手に服脱いでキャミ1枚で、
短いスボン履いてんでパンツ見えてるんよ？
誘ってる？
あかん。
今日こそ真面目な話するんや。
いやこれ。
真面目話できるん？絶対無理やろ。
ならやる？
いやいや…この状況で何考えてんの、俺。
「まさや〜チューして」
ああ、もう！こっちの気も知らんと！バカ！
チューは…するけど。
「大倉くんがなぁ、晶哉と向き合えって、くれてんお酒、ﾋｸｯ」
「…うん」
「大倉くんイケメン、やんなぁ、ﾋｸｯ」
「…うん」
「けどぉ、晶哉が、世界でいっちばん、かっこいい、も〜ん、ﾋｸｯ」
「う…うん」
嬉しいけど、なんかちゃう。
嬉しいけど。
「晶哉はおらんくならんといて？」
ｳｫﾝｳｫﾝ泣いてるかと思ったら、
パタッて死んだように寝てった。
息はしとるよな……
ベッドにAちゃん運んで、布団をかける。
頭撫でながら、晶哉
誠也くんも、正門くんも、手伸ばせばいつでも
届く距離におるんちゃうん…？
「まさ…や、どこ？」
目瞑ったままやで、すぐ隣におるのに
全然ちゃうとこに手伸ばしてんのやもん
かわええなぁ。ほんまに。
皆より早く出会ってたら、
全部俺だけのもんにできたんに…
あはっまだ探してたんや。笑
「おるよー」
ぐって抱き寄せたら、安心したんかまた寝たし…
お胸見えてますよーと…
ごめんなさい、Aちゃん、
俺もちゃんと男なんです。
寝てる彼女おかずに、
ひとりでシてごめん。
起こさんように静かにするから
ぱいだけ、貸して下さい。
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作成日時：2024年4月23日 19時
