肆拾参 ページ44
「あ！それでね、実は相談があって…」
「なになになに？
もしかして、恋バナ！？」
"恋"という言葉に少しだけドキリと反応する。
それを彼女は見逃さなかった。
「え！？ほんと！？それはゆっくり聞かなきゃだね…
よし！一旦ここから出てカフェ行くよ！！」
「え…？ちょ、ちょっと待って〜！」
私はそのまま彼女な引かれ、大学外にあるカフェまで連行されたのだ。
＊＊＊
「……え！？それってもう恋じゃんか！！」
「ええええ…そう、なの？」
私たち以外に誰もいないここは、彼女の隠れ家的なお店らしい。
幸い人の目を気にせずに話すことができ、私は朝から思っていたことを伝えた。
「てか、彼氏じゃないって言うのは本当だったんだね。てっきりもう付き合ってるのかと 思ってたよ。」
「だから違うって言ってたじゃない。
でもこの気持ちは、やっぱり恋なの…？」
煉獄さんに別の女性が近づいていた時も、寝顔や仕草がかわいいと思った時も、私を助けれくれた時も、昨夜の出来事のことも、私は全部煉獄さんのファンだから持つ感情なのだと思っていた。
でも彼女にこれまでのことを話したら、それは煉獄さんに恋してるからなのだと言う。
「一般的な女子は、その気持ちを恋だと思うわよ。
寧ろ、自分で気がつかないなんて よっぽど重症ね。」
「そ、そうなの…？」
でもそう考えれば、朝思った違和感が解決する。
私は、煉獄さんのことがすき……？
「でも煉獄さんも、やらかしたね。
朝から気になってたけど、随分と見やすい位置に付けてきてる。」
そう言いながら、彼女は自分の首元を指差した。
何のことか一瞬わからなかったが、すぐに鏡を出して確認する。
すると、私の首元にはくっきりと赤く染まる痕があったのだ。
見た瞬間昨日の出来事が蘇り、顔に熱が集まっているのがわかる。
「Aと気持ちが通じ合っていないのにこれをするって、理性が大分吹っ飛んでるね。
煉獄さんって独占欲強いんだ〜」
「なっ…！！」
その言葉にさらに顔が赤くなっていくのがわかった。
全てのことに辻褄があった今、私は自分の気持ちにはっきりする。
私は、煉獄さんが好き。
漫画の世界から来た全く別世界の人だけれど、この気持ちはファンだからじゃなくて私の本心。
ずっと胸につかえていたモノは、今完全に無くなったと確信した。
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☆未来音★(プロフ) - 憐さん» 感想ありがとうございます。同じ煉獄さん好きとして、そのようなコメント嬉しいです＊なかなか更新が難しいですが、これからもよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (
レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
☆未来音★(プロフ) - けいさん» コメントありがとうございます。一言ですが、とても伝わってきます。もっとその気持ちが強くなるよう、がんばって更新していきますね。今後もよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
☆未来音★(プロフ) - アリスさん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです。ゆっくりですががんばらせていただくので、これからもよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
憐 - とても素晴らしい夢小説を、ありがとうございます！煉獄さんは大好きなので、とても嬉しいです！どうかご無理をなさらず､更新を頑張ってください。応援しております！ (2020年6月21日 18時) (レス) id: 56a87d2e69 (このIDを非表示/違反報告)
けい - うまく言葉に出来ないので一言。 好きです (2020年6月11日 12時) (レス) id: c43b0ed0fe (このIDを非表示/違反報告)
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