拾漆 ページ19
「今日は何を作ろうかな〜」
煉獄さんに食べてもらえる ということを考えるだけで、料理することがより一層楽しくなる。
母に教わったたくさんの料理を 頭の中で広げ、献立を組み合わせる。
「うん!今日はこれを作ろうかな!」
煉獄さんにさつまいも以外の料理も 食べてもらおうっと。
今日一週間分ほどは食材を買っておいたため、なんでも作り放題。
冷蔵庫から必要なものだけ取り出して 作り始めた。
「今からつくると だいたい40分後くらいにはできあがるかな…」
その間に煉獄さんをお風呂に 入れておいた方がいいよね!
動き始めていた手から 包丁を離し、彼の部屋へと向かう。
「煉獄さん。」
あれ…?
何故だか私の声に返答はない。
うーん、どうしたんだろう。
…まさか 具合が悪くなったとか!?
ちょ、ちょっとまって!それだったらまずい、非常にまずい!!
「すみません!失礼します!」
私は慌てて 扉を開けた。
「……へ?」
しかし 私が目にしたのは、静かに寝息を立てながら 綺麗な顔で目を瞑っている煉獄さんだった。
慎重にベットの近くに寄る。
「よかったぁ…」
安心してその場に座り込んでしまった。
煉獄さん、お疲れだったんだね。
…今日はちょっと 連れまわしすぎちゃったかな。
私ばかり楽しんじゃったからなぁ。
………うん、うんうんうん。
何度も思ってしまうのは仕方がないよね、本当にかわいい寝顔やばい最高を超えてる。
煉獄さんの重みで ベットは少し沈んでいる。
柱が人前で 寝顔を見せてくれるなんて…
余程お疲れにしてしまったんですね。
"すみません"と心で謝りつつ 私は彼の寝顔に手を近づけていた。
無論悪気があったわけではない。興味本位だ。
______________だが。
バシッ
その手が顔に触れることはなかった。
「_____誰だ。」
「っ……!」
確かに先程まで寝息を立てていた彼は、これまで聞いたことのない声を発していた。
れ、煉獄さん…!?
掴まれた腕が痛い。
ギリギリ…と力は次第に強くなっていく。
私は耐えられずに 声を上げてしまった。
「い たい……」
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☆未来音★(プロフ) - 憐さん» 感想ありがとうございます。同じ煉獄さん好きとして、そのようなコメント嬉しいです*なかなか更新が難しいですが、これからもよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
☆未来音★(プロフ) - けいさん» コメントありがとうございます。一言ですが、とても伝わってきます。もっとその気持ちが強くなるよう、がんばって更新していきますね。今後もよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
☆未来音★(プロフ) - アリスさん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです。ゆっくりですががんばらせていただくので、これからもよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
憐 - とても素晴らしい夢小説を、ありがとうございます!煉獄さんは大好きなので、とても嬉しいです!どうかご無理をなさらず、更新を頑張ってください。応援しております! (2020年6月21日 18時) (レス) id: 56a87d2e69 (このIDを非表示/違反報告)
けい - うまく言葉に出来ないので一言。 好きです (2020年6月11日 12時) (レス) id: c43b0ed0fe (このIDを非表示/違反報告)
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