139 YES ページ43
．
ーーあれから数日後。
無事退院出来た私は久しぶりに家に帰っていた
一人暮らししていること自体忘れかける程に
タイムスリップしていた時期が長すぎていて
実際自分の部屋番号を忘れるという事件もあり
まぁなんとかこうして部屋に戻ってこれた
部屋の鍵を開けて中に入ろうとしたとき
「A！」
ふいに名前を呼ばれて振り向くと
私の推し、そして恋人であるキヨが立っていた
「えっ、なんでここに！？」
キ「お前のかあちゃんに聞いたんだよ」
お母さんとは先程病院で別れたばかりだった
キ「見舞い行ったらばったり会ってさ」
お前退院したなら言えよ〜！と背中を叩かれる
「ご、ごめんっ」
キ「荷物持つよ、部屋ここだろ？」
キヨは私の荷物を持ってくれて部屋を指さす
その言葉に私が頷くと私より先に部屋に入った
キ「お邪魔しまーす」
「どうぞ…」
やば、部屋片付けてない…！
焦ったがもう遅くキヨはズカズカと中に入る
私も慌てて靴を脱いでキヨの後を追った
久々に入る私の部屋は意外にも片付いていて
イベントに行く前に軽く片付けた事を思い出す
キ「なんもねぇな！」
キヨがそう言って笑うが実際本当にそうで
本などは全て押し入れに突っ込んでいるので
実質ベッド、机、椅子、テレビくらいしかない
「あ、なんか飲みます？」
キ「おう！」
キヨは床のクッションに座りテレビをつけた
自分の家みたいだな、なんて思いクスッと笑う
冷蔵庫を開けると中には大量の綾鷹とビール
あとコンビニで売ってるプリンが3つ入っていた
いや、自分どんな生活してんの…
タイムスリップする前の自分の食生活に不安を
抱きながら彼が好きな綾鷹を持っていく
「どうぞ」
キ「綾鷹じゃん！お前わかってんなー！」
ありがとう、と言うや否やキャップを開け飲む
そりゃ、わかってますとも。
リスナーさん全員が綾鷹好きなの知ってますよ
なんて心の中でドヤ顔しつつベッドに座る
キ「A」
キヨは綾鷹を机の上に置くと私の名前を呼んで
自分の隣をペシペシと軽く叩く
ここに座れ、と言うことだろうか？
なんとなくそう思いベッドから降りて横に座る
キ「俺ら付き合ってんだよな」
キヨは横に座っている私の肩に頭を乗せてくる
ふわふわな髪が顔に当たってくすぐったい
「…はい」
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けー(プロフ) - コメントありがとうございます！！だいぶ更新が遅れてしましました…すいません。これからも更新がんばります！！ (2019年8月7日 18時) (
レス) id: 4a09a3d6ad (このIDを非表示/違反報告)
CIEL(プロフ) - 初コメ失礼します…だいぶ前から追いかけてて、更新待ってました！急展開であわあわしてるんですけど…これどうなるんですか！！？想像がつかないです…これからも応援してます！更新、無理にならない程度に頑張って下さいm(*_ _)m (2019年7月1日 21時) (レス) id: db444747d3 (このIDを非表示/違反報告)
けー(プロフ) - コメントありがとうございます！更新がんばります！！ (2019年4月27日 16時) (レス) id: 4a09a3d6ad (このIDを非表示/違反報告)
ムギ - 待ってました！(*´∀｀*) (2019年4月21日 22時) (レス) id: c3478d7bcb (このIDを非表示/違反報告)
777 - 素晴らしき小説ですね！ (2019年3月31日 1時) (レス) id: 2ed2a1fdd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けー | 作成日時：2019年1月27日 22時
