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キ「わ、悪ぃ」
「いや、大丈夫…てか私が悪かった」
キヨさんの腕を引っ張ったことで体勢を崩し
さらに私が無茶に支えようとしたことで
お互いが抱きしめるような形になってしまった
「マジごめん」
キ「いや、大丈夫」
誤魔化すように笑うがなんか変な空気になった
「あの、キヨ…そろそろ離して？」
大丈夫なんていいながら
キヨさんは一向に離れようとしない
いや、なんか変な感じになってる
お化け屋敷でイチャつくカップルになってる
私が非リアのときムカついてたカップルに
私がなってしまっている！！！
「おーい、キヨ？」
キ「…A」
キヨを覗き込むと体格差のせいか
包み込むような姿勢になっていて顔が見えない
キヨさんが私の名前を呼ぶが
その表情は一切見えないため少し不安になる
しかもこんな暗い密室の中
いやいや、ちょい待て
こんな状況で男女二人きりってアカンやろ
キ「A」
「は、はいっ」
この空気に戸惑っているせいか声が裏返った
「き、キヨ？」
キヨさんは少し私を離すと
お互いの目を見つめ合う体勢になる
ま、待て待て…
キ「A」
私の名前を呟くように呼ぶと
キヨさんの顔が近付いてくる…
あ、やばい…
と思ったが時すでに遅し
軽く口が触れ合うだけのキスをした
お化け役の人が空気を感じ取ったのか
何故か扉を叩くのをやめた
どこかで別のグループの悲鳴が聞こえる
「き、きき、…キヨっ」
キ「ん？」
驚き吃ってしまう私をニコニコ笑顔で見つめ
また顔が近付いてきた
ーーー。
何度目かわからないキスを終え
口を離すとキヨさんは私の頬に手を当てて
まるでペットを扱うような手付きで頬を撫でた
キ「ふっ、」
吐息まじりの微笑みで私を見つめるその顔は
なんとも形容し難い表情をしていた
強いて言うなら「熱」だろうか
お化け屋敷で冷房は効いているはずなのに
何故か真夏日のように体が熱い
な、なんで初キスがお化け屋敷なんだよ！！！
こんな状況でも心の中でツッコんでいた
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けー(プロフ) - コメントありがとうございます！！だいぶ更新が遅れてしましました…すいません。これからも更新がんばります！！ (2019年8月7日 18時) (
レス) id: 4a09a3d6ad (このIDを非表示/違反報告)
CIEL(プロフ) - 初コメ失礼します…だいぶ前から追いかけてて、更新待ってました！急展開であわあわしてるんですけど…これどうなるんですか！！？想像がつかないです…これからも応援してます！更新、無理にならない程度に頑張って下さいm(*_ _)m (2019年7月1日 21時) (レス) id: db444747d3 (このIDを非表示/違反報告)
けー(プロフ) - コメントありがとうございます！更新がんばります！！ (2019年4月27日 16時) (レス) id: 4a09a3d6ad (このIDを非表示/違反報告)
ムギ - 待ってました！(*´∀｀*) (2019年4月21日 22時) (レス) id: c3478d7bcb (このIDを非表示/違反報告)
777 - 素晴らしき小説ですね！ (2019年3月31日 1時) (レス) id: 2ed2a1fdd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けー | 作成日時：2019年1月27日 22時
