106 真田side ページ6
ドライヤーかして、だって。
俺の服着て…。俺の彼女、かわいい…。
ドライヤーは棚の中ですよ〜。
真田「入ってもいい？」
夏恋「はい。」
まゆ毛なくなった〜。かわいい。
夏恋「バスタオル、どうすればいいですか？」
真田「どうぞ、こちらへ。」
夏恋「歯みがきしてもいいですか？」
真田「どうぞ。」
夏恋「でも、真田さんもシャワーしたいですよね？あとからします。」
真田「歯みがきして、ドライヤーは向こうでしてくれる？」
夏恋「うん。」
はい、から うん、になったけど、まだ敬語。
俺のこと、なんて呼んでくれるのなあー‼
俺はなんて呼ぼう…。にやにやする…。
呼び捨て？ちゃん付け？
芽依ちゃんって言ったら、ちょっと反応するんだよな。
ま、芽依ちゃんの名字知らないし。
宮田さんと真田さん、距離かんじるわぁ。
シャワー終わって出ると、隅っこでドライヤーしてる。
さて、どこで寝ようか…。
夏恋「すいません。ドライヤー、真田さんも使われますか？」
真田「ねぇ、敬語やめてくれないの？」
夏恋「ごめんなさい。つい…。」
真田「みんなは宮田さんのこと、名前で呼ぶのに
俺だけまだ宮田さんじゃん。」
夏恋「いやです。」
真田「また敬語。宮田さん。」
夏恋「宮田さんはいやです。
…じゃなくて、いや。」
乾かしたての髪がサラサラ。
ぽんぽんってすると、俺を見上げる。
ヤバイ…。キスしたい…‼なにもしないけど！
真田「夏恋。」
夏恋「うん。」
真田「また泣く〜。」
夏恋「だって。うれしいんだもん…。」
真田「それならいい。」
かわいすぎて、無理な姿勢だけど部屋の隅っこで
夏恋のこと、抱きしめた。
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作者名：R-りんご | 作成日時：2018年9月28日 8時
