tomato tomato 3 (ページ50)

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真田「北山さん…俺たちまだ付き合って半年もたたないから結婚はまだ…。」

北山「だれも、おまえとは言ってないだろ。」

真田「いや、それは俺です。」

北山「ふーん。おまえの独占欲が夏恋の首についてた。

明日、芽依に聞いたら夏恋真っ赤になるぞ。」

真田「ヤバ…バレてる…。」

北山「何にもしらない彼女を持つと大変だな。

まだ、おあずけなんて…。合コンに明け暮れてたおまえが…。」

真田「ほっといてください！
付き合ってからは行ってません！」

北山「そんなにムキになるなよ。

着いたら起こして。」

そういったけど、信号待ちで隣をみるとさみしそうな顔して窓の外を見てる北山さんが写ってる。

北山「着いた？ありがとな。また明日。」

北山さんを見送って車を止めたまま、無性に夏恋の声が聞きたくなった。

夏恋「もう着いた？今日は急にごめんね。」

真田「北山さんおろしたところ。」

夏恋「遅くなったね。」

真田「夏恋…。誕生日少しでいいから来てくれる？」

夏恋「うん。ケーキ、買っていくね。」

真田「ありがとう。おやすみ。」

夏恋の声を聞いたらさっきまで一緒にいたのにもう会いたくなった。