149 真田side ページ49
夏恋と北山さんの距離が近い！
頭ワシャワシャしてるし、ベタベタ触るし、
あーんって食べてるし！
ご両親はたぶん、気に入ってくれてると思う。
優しいし。
昨日お泊まりしたのもバレてるけど、黙認。
お母さんが小さな声で「ここまだ送ってくるの面倒なときはいつでも泊めてあげて。」って。
真田「なるべくそんなことはないようにします…が、月に一回くらいならお願いします。」
母「どうぞどうぞ。佑馬くんなら安心だわ。
たまには電車で来てお父さんの相手もしてあげてね。」
真田「はい！よろしくお願いします！」
お泊まりも…。むふふ。
クリスマスくらいいいかなぁ。
北山「真田ー！おまえ、今から帰るの？」
真田「はい。もうそろそろ失礼します。」
北山「俺も連れて帰って。お願い。
ゆうくん。きゅるん。」
真田「…。最悪…。」
北山「明日こっちから行こうと思ってたけど
いい？ゆうくん。」
真田「わかりましたよ！」
北山「荷物、すぐとってくる！」
そういってほんとに隣の家に入っていった北山さん。
車に二人で乗り込むと北山さんのお母さんまで出てきてちょっと盛大なお見送りになった。
北山さん、夏恋に頭ぽんぽんしてるっ！
北山「ゆうくん、やきもち？」
真田「違います！」
北山「夏恋がとうとう…。娘を嫁にやる気分だわ。」
真田「そうですか。」
北山「俺、夏恋が生まれたときから知ってるから。
夏恋はかわいいんだよ。
うれしいような、さみしいような…。
夏恋、小さい頃は俺と結婚するって言ってたのに。
俺、夏恋の結婚式で号泣する…。」」
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作者名：R-りんご | 作成日時：2018年9月28日 8時
