tomato tomato 3 (ページ24)

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124　真田side ページ24

とりあえず、駅まで歩く。

駅で待ってろって言ったけど、夏恋を探しながら。

夏恋「ゆうくん！」

真田「夏恋！なにしてんの！こんなに遅くに！ダメじゃん‼」

夏恋「今日はゆうくんのところに泊まるから。」

真田「ダメでしょ！そんなことしたら！」

夏恋「お母さんには芽依ちゃんのところに泊まるっていったもん。」

真田「なんで！」

夏恋「ゆうくんと一緒にいたいから。」

真田「もぉーーー。」

夏恋が俺の手をとる。なにかを決意したような強い眼差し。

真田「とりあえず、行こっか…。なにかいる？」

夏恋「芽依ちゃんのところから持ってきたからいらない。」

真田「そっか…。」

夏恋から気迫が感じられる…。俺、タジタジ…。

家に入るなり夏恋が俺に抱きついてきた。

え！俺、固まってる…。心臓がバクバク…。

真田「夏恋…。どうした？」

夏恋「ゆうくんも、ドキドキする？」

真田「うん。」

夏恋「私とじゃダメ？」

真田「夏恋…。」

夏恋「ゆうくん、なんで何にもしてくれないの？

触りたくないの？」

真田「夏恋…。」

どうゆうことなんだ…。夏恋がそんなことを言って目に涙をためて俺を見てる。

俺は大事にしたいって思ってるんだ…。

それ、ダメだった？

俺が夏恋に嫌われたくないから、怖がってたのかも…。