8. ページ7
るぅとver.
る「....もう帰る時間だけど....」
ころんが戻ってこない。
ころんが作業してるのは本棚の奥で見えないし....
他の人はとっくに帰ったし。
一応声かけるか。
る「ころん....って.....寝てるし。」
ころんはホチキスを手にして寝ている。
ちょうど窓側で太陽が暖かかったのか。
る「....綺麗。」
耳にキラキラ光るピアス。
青色の髪。
制服の中から着たパーカー。
校則違反だってこの前も注意したのに。
でもそんなところすら愛おしく思える。
る「....ころん。好きだよ。」
こ「んぅ....?」
る「っ!?」
ころんがのそのそと頭を起こす。
えっ....聞いてた....?
る「いつから起きて....?」
こ「....初めから。」
る「なっ....」
僕が恥ずかしさに逃げようとするのを
ころんが手を掴んで止める。
立つことができなくてそのまま座り込む。
色んな気持ちがごちゃ混ぜで声がうまく出ない。
る「ごめ....なさ....」
こ「....会長。」
る「....?」
こ「好きだよ。」
る「な....」
こ「好きだよ。本当に。」
ころんはそう言って抱きしめる。
それはどういう意味?恋愛的に?
不安そうな僕に気づいたのかさらに強く抱きしめる。
そのころんの手もすごく震えている。
こ「会長は?僕の事好き?」
る「....好き....」
こ「じゃあ僕の恋人になってくれる?」
る「うん....」
こ「ありがと。」
そのままころんは僕が落ち着くまで抱きしめてくれて。
その優しさにも泣きそうになる。
こ「....落ち着いた?」
る「ああ。.....ありがとう。」
こ「いーえ。」
る「その....本当にころんは....」
こ「うん。好きだよ。」
る「....嫌われるかと思った....」
こ「そんな訳ないじゃんwwさ、立って。」
る「ん....」
こ「....本当にいいんだよね。僕の恋人になっても。」
る「....なりたい。」
こ「....よかったぁ.....」
そう言って顔を抑える。
ころんも怖かったのか。
こ「じゃあ。みんなには内緒ね?僕らだけの秘密。」
る「ああ。」
こ「さーてと....作業どうしよ....」
る「お友達待ってないの?」
こ「いや。待ちくたびれてると思うw」
る「なら明日やりな?」
こ「そーする。じゃあね、会長。」
る「あ、待って。」
僕は帰ろうとするころんを止めて
そのまま口付けをする。
こ「なっ....」
る「じゃあね、ころん。」
こ「ほんとずるい...」
る「ずるいのはそっち。」
容赦はしない。
甘すぎるかもな。
22人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
意奉忌 - はじめまして!読まさせていただきました!面白くって次の更新がたのしみです。無理のないように更新お願いします(人∀・) (8月2日 4時) (レス) @page19 id: cfb55df9b6 (このIDを非表示/違反報告)
rei - 作者です!実を言うとどちらが受けか攻めか決まってないんですよね.....日によって変わるとか変わらないとか。もしややこしかったら決めたいと思います!本当にごめんなさい! (2023年1月23日 19時) (レス) id: d741a896d5 (このIDを非表示/違反報告)
歌乃?(プロフ) - るぅころ→黄青、タイトル→苦手だった生徒会長に恋人になった話。【黄×青】への訂正をお願いします。 (2022年12月30日 17時) (レス) id: 1473545ade (このIDを非表示/違反報告)
歌乃?(プロフ) - 青さん受けの場合は【黄×青】にしてください。 (2022年12月30日 17時) (レス) id: 1473545ade (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:rei | 作成日時:2022年12月30日 13時