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No.20 ページ18

るぅとver.


る「.....おい、何やってんの?」


僕が声をかけると彼らは戸惑った表情を見せる

しかしリーダーっぽい人は煽るような目をする


_「生徒会長さん、俺ら社会貢献してるんで!ごめんねー」

る「どこが社会貢献か教えてもらえないでしょうか?」

_「や、それはお教えできないっすねーw」

_「邪魔だなぁ優等生さん?」


リーダーが煽って調子に乗ったのか他の奴らも煽る。

る「選手に迷惑ですのでお引き取りください。」

_「ごめぇん、無理だなぁ?」

る「では、ハサミを置いてください。」

_「生徒会長さんもメイドの美少女もっと見たいっしょ?」

る「だから服を破ると。それは社会貢献でしょうか?」

_「チッ.....うるっせぇな優等生がよ!」


そう言うとリーダーは殴ろうと拳を上げる

僕も理性を忘れ本能的に受け流し

そのまま胸ぐらを掴む。

そいつもさすがにビビったのか顔を引きつらせる


る「やってる事がいちいちガキっぽいんだよ」

_「っあぁ!?」

る「しょうもない事してんじゃねぇつってんだよ!」

_「っ.....チッ」


そいつは一瞬身じろくと

ハサミでころんの服を切り裂き足早に去っていった。


こ「るぅとくん.....?」

る「あは、戻ってましたか。」

こ「大丈夫?怪我してない?」

る「大丈夫です。ころんの服守れなくてすみません」


僕は見ていた周りの人に頭を下げ

ころんを連れてその場を去る。

向かった場所は生徒会室。


こ「.....るぅとくん、腕の力強い」

る「あっ.....ごめんなさい」

こ「んーん。僕の事かばってくれてありがと」

る「見苦しい所をお見せして申し訳ありません」

こ「全然大丈夫だよ?」


ころんは悲しそうに僕を見つめる。

本当に優しい恋人を持ったなと思う。


る「ほら、これに着替えて?僕の体育着ですけど」

こ「ありがと。......ね、僕この服似合ってる?」

る「もちろん。すごく可愛いです」

こ「えへへ、ありがと」


僕はころんを壁へ寄せキスをする。

ウィッグは外して髪も短いけど

ころんは僕の大事な"彼女"だった。


こ「ふふっ.....るぅとくん、大好き」

る「僕もです。」

こ「守ってくれた時かっこよかったよ」

る「ころんの事考えてたら素が出てしまいました」

こ「んーん、るぅとくんは他の人でも守ってあげてたよ」


僕の頬をなぞって笑う姿は最高に愛おしくて。

ずっとそばに居たいと、そう願う。


る「ほら、早く着替えてきな」

こ「はい!」


そうして体育祭は幕を閉じた。

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意奉忌 - はじめまして!読まさせていただきました!面白くって次の更新がたのしみです。無理のないように更新お願いします(人∀・) (8月2日 4時) (レス) @page19 id: cfb55df9b6 (このIDを非表示/違反報告)
rei - 作者です!実を言うとどちらが受けか攻めか決まってないんですよね.....日によって変わるとか変わらないとか。もしややこしかったら決めたいと思います!本当にごめんなさい! (2023年1月23日 19時) (レス) id: d741a896d5 (このIDを非表示/違反報告)
歌乃?(プロフ) - るぅころ→黄青、タイトル→苦手だった生徒会長に恋人になった話。【黄×青】への訂正をお願いします。 (2022年12月30日 17時) (レス) id: 1473545ade (このIDを非表示/違反報告)
歌乃?(プロフ) - 青さん受けの場合は【黄×青】にしてください。 (2022年12月30日 17時) (レス) id: 1473545ade (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rei | 作成日時:2022年12月30日 13時

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