検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:2,455 hit

2 ページ3

「嘘だ。」

といった。

続けて

「初めて喋った俺に、言うの嫌かもしれないけどお前何かされてる?」

その時心臓の心拍数が一気に上がった。

(どうしよう!相談したいけどもしも先生に言われちゃって、お父さんが呼び出されて…。また暴力される!!!!)

段々と血の気が引いてくるのが自分でも分かった。

「ん?どうした?って!」

『あっ』

バタッ

私の視界が一気に暗くなった。

ーーーーーーーーーーーー
『んっ?』

目の前が1面の白ここは?

その瞬間全て思い出した。

バアッ!!

かけられていた布団を剥いだ時

ガラガラガラ

ドアが空く。

「おぁ!!いつ起きたんだ?」

『今さっき…。ここは?』

「保健室だよ。いきなり倒れるからびっくりしたわ笑まっ、運べたから良かったけど。」

『ごめん!!重かったよね!!』

「おん」

『えっ//////なっ、なんて事を!!』

「いやだって、…なぁ、」

『カァ///もういいから!』
タッ!

保健室から出ようとすると腕を掴まれた。

「あのさ、言いたくなかったら言わなくてええ。だけど俺でいいなら教えて欲しい!」

『なにを?』

「何かされてるん?」

『……。』

正直、言わないのが普通だと思う。

けど、何となくこの人なら全部受け止めてくれる。

そんな気がした。

『実は、……。ていうことなんだよね。』

涙腺が熱くなる。

でもここで泣いちゃいけない。そう思ったけど、

「……て、…ええよ」

『?』

「泣いてええよ。よく耐えたな。」

彼も涙目だった。

「この人に話して良かった」そう思えたことと共に、

目にためていた涙がどんどん出てくる。

「凄いな〜。本当に気づかなくてごめんな。」

優しい言葉と共に、私の事を包む。

しばらくしてから彼は、

「これから先生に言いにくい事があれば俺に頼れ!名前Aだよな?」

『うん』

「Aは、俺が守る!」

3→←1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:梨香 | 作成日時:2020年5月20日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。