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「嘘だ。」
といった。
続けて
「初めて喋った俺に、言うの嫌かもしれないけどお前何かされてる?」
その時心臓の心拍数が一気に上がった。
(どうしよう!相談したいけどもしも先生に言われちゃって、お父さんが呼び出されて…。また暴力される!!!!)
段々と血の気が引いてくるのが自分でも分かった。
「ん?どうした?って!」
『あっ』
バタッ
私の視界が一気に暗くなった。
ーーーーーーーーーーーー
『んっ?』
目の前が1面の白ここは?
その瞬間全て思い出した。
バアッ!!
かけられていた布団を剥いだ時
ガラガラガラ
ドアが空く。
「おぁ!!いつ起きたんだ?」
『今さっき…。ここは?』
「保健室だよ。いきなり倒れるからびっくりしたわ笑まっ、運べたから良かったけど。」
『ごめん!!重かったよね!!』
「おん」
『えっ//////なっ、なんて事を!!』
「いやだって、…なぁ、」
『カァ///もういいから!』
タッ!
保健室から出ようとすると腕を掴まれた。
「あのさ、言いたくなかったら言わなくてええ。だけど俺でいいなら教えて欲しい!」
『なにを?』
「何かされてるん?」
『……。』
正直、言わないのが普通だと思う。
けど、何となくこの人なら全部受け止めてくれる。
そんな気がした。
『実は、……。ていうことなんだよね。』
涙腺が熱くなる。
でもここで泣いちゃいけない。そう思ったけど、
「……て、…ええよ」
『?』
「泣いてええよ。よく耐えたな。」
彼も涙目だった。
「この人に話して良かった」そう思えたことと共に、
目にためていた涙がどんどん出てくる。
「凄いな〜。本当に気づかなくてごめんな。」
優しい言葉と共に、私の事を包む。
しばらくしてから彼は、
「これから先生に言いにくい事があれば俺に頼れ!名前Aだよな?」
『うん』
「Aは、俺が守る!」
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作者名:梨香 | 作成日時:2020年5月20日 1時