相談屋と探偵 ページ4
「そういえば蘭ちゃん、今日はどうしたの?また工藤新一くんの相談?」
からかうように言えば顔を真っ赤にする蘭ちゃん。
「若いね〜」
「何言ってるんですか!?Aさんも若いですよ!」
「いや〜私も24歳だからね?」
「Aさんは正直、私と同い年ぐらいにしか見えないので大丈夫です!」
蘭ちゃんって優しいな〜
すっごい嬉しいフォローしてくれるし。
いい子だし。
「ありがとう蘭ちゃん」
カランカラン。
特徴的な音が鳴り、店内に誰かが入ってくる。
「Aさん!助けてください!!」
「……またあの事かな?」
部活帰りらしい制服姿の女の子。
その子は私にいつも同じ相談をする。
涙目で頷くその子。
「警察に相談は?」
「しました!自宅周辺の巡回も増やしてもらいました。でもやっぱり………私、もう怖くて………」
「大丈夫?お姉さん。取り敢えず落ち着こう?ね?」
コナンくんの言葉に少し落ち着いたらしいその女の子。
「僕たちに出来ることはない?」
………警察でもダメだったならこの子達に話した方がいいかもしれない。
「話すけどいいかな?」
「Aさんが信頼する人なら…」
了承を得たところで……私も今回は探偵として向き合おう。
「この子は、ストーカー被害にあってるの」
13人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆのん | 作成日時:2024年2月24日 20時