なんでですか国見くん。7 ページ7
『佐々木お疲れー!』
バシッ!と佐々木の背中を叩く
佐々木「いでっ!…叩くなら、もう少し優しく叩けよな」
『あ、叩いては良いんだ』
「さーて帰っか!」なんて言ってる佐々木を引き止めて、私はニコニコと笑う
『約束は???』
佐々木「覚えてたのかよ」
『当たり前』
えへん!と胸を張り、コンビニへと向かう
コンビニに着き、何がいいかな、なんて悩んでたら見覚えのある姿を何人か捉えた
『あっれ、及川さん?』
そこに居たのは及川さん含む、男バレの3年生と1年生だった
何してるんですか?と聞けば、花巻さんが「及川の奢りでアイス食うの」なんて言うから、私も佐々木にアイスを頼んだ
佐々木「つーか、なんで俺までここにいんの」
『まーまー、細かい事は気にしないの』
今私達は、コンビニを出たすぐ近くの公園でアイスを食べてる
『あ、昨日のテレビ見ました?』
花巻「見た見た!ヤベエよな!あれは笑ったww」
『ほんと、それに出てた俳優さんが、今思えば及川さんにそっくりで、その…んふww』
途中で吹き出してしまい、私はつい爆笑してしまった
佐々木「俺、空気じゃん」
『佐々木は、存在が自由の女神だから吸えない』
佐々木「お前何言ってんの」
真顔&ガチトーンで言われ、私は佐々木の頭をひっぱたいた。軽くだよ?!
「やっぱ2人、仲良いなw」なんて笑う松川さんと花巻さん
「七瀬ちゃんって面白いねw」なんて言って目に涙をためる及川さん
「うるさいヤツらですまん」と頭を下げる岩泉さん
終始無言の金田一くんと国見くん
『あ、やっば。もう8時なる』
私の慌てた声に、佐々木は、帰るか。と言い私達はベンチから立ち上がった
及川「あれ、もう帰っちゃうの?」
『はい、門限があるので…』
私がそう言って佐々木を見ると、佐々木はスマホの画面から目を離し、私に両手を合わせた
佐々木「あ、ごめん七瀬。今親から呼び出されたから、今日は送ってけねぇ。先帰るわ、じゃ!」
そう言って手を振りながら走り去る佐々木。
『じゃあ、私帰りますね』と私が帰ろうとすると
「送ってく」と岩泉さんと及川さんがベンチから立ち上がった
え、悪いですよ!!と断ろうとしたが、及川さんに上手くまとめられてしまった
私は、ありがとうございます。と言って、私達は3人で並んで帰った
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作者名:ゆーあ(’-’*)♪ x他3人 | 作成日時:2020年11月22日 21時