最近、隣の国見くんの態度が酷い (ページ26)

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なんでですか国見くん。26 ページ26

『えーと、なにかの罰ゲームで？』

えへ、えへ。と戸惑っている？私とは裏腹に、国見くんは相変わらずの無表情だった

国見「気になる異性とか、俺いないし。適当」

その言葉に安心したような、残念なような、

そんな複雑な気持ちのまま、体育祭は終了した

今日は体育祭だったため、部活がない。

な！の！で！

私は久しぶりに佐々木と帰る

帰り道、

『ねー佐々木』

佐々木「ん？」

『今日の"アレ"どーゆー意味なんだろ』

佐々木「アレ？…あー、国見の」

そーそー。と私が言えば、気になんの？と佐々木。

『はっ？！んなわけ、ない、でしょ？！、』

やべぇ。テンパリすぎた

慌てて否定しようとするも、「隠すなって」と佐々木に笑われた

佐々木「でもま、国見はイケメンだからな」

『学年1のイケメンって言われるお前が何を言う』

やだ照れる♡とか言ってる佐々木に無言で蹴りを入れ、私は少し先を歩いた

佐々木「もし、国見が好きなら応援するぞ」

いつの間に来ていたのか、私のすぐ後ろを歩く佐々木は、呑気にそんな事を言った

『それは嬉しいけども、どうせ無理なんでね』

そう言って笑えば、七瀬って鈍感？と真顔で言われた

佐々木「両想いの可能性だって無くはないだろ？」

『それがね、無いんですよ。』

そう言ってやれやれと首を振り、『この話はお終い！』と、話題を切りかえた。

私の家に着いて別れる時、

佐々木「まあ、2人とも両想いなんですけどね。」

と佐々木が呟いていた事なんて

私は知らなかった。