最近、隣の国見くんの態度が酷い (ページ3)

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なんでですか国見くん。3 ページ3

七瀬side

はい、戻ってきたよ私のside！

あ、今ね、佐々木のバスケ見てんだけどさ

さっき、及川とかいう人から連絡先聞かれたから、LINEのID教えといた☆←

それにしても、

佐々木の奴、ミスる気配がない…

仕方ない、奢りのためだっ！私がミスらせてやろう…(￢ω￢)

私は大きく息を吸い、佐々木に届くように大声で言った

『蓮！頑張れぇ(裏声)』

私のたっっっかい声にビビった佐々木は、レイアップシュートで手元が狂い、そのままボールが入ることは無かった

『っしゃ！奢り！！』

こっちをすごい形相で見てくる佐々木を、ドヤ顔で見返すと、口パクで「後でシバく♡」って言われたので視線を少しズラす。

ｽﾞﾀﾞｧｧﾝ!!と体育館中に響き渡る音。

『うっわ、すっご、あの人のスパイク、すっご！』

私は今、スパイクをうったつんつん頭の人に視線を奪われていた

その人は私の視線に気付いたのか、目が合うとフッと笑ってくれた

え、何イケメン。は？←

やっば、かっこよ

なんて思ってたら、もう1人、えげつないスパイクをうつ人がいた

あれ？あの子、隣の席の…え、国見くん？！！

私は目を見張った。いつもやる気のなさそうな、だるそうな表情の国見くんが、部活では凄いなんて…

私は少し関心？した

こんな感じでバレー部を見てたら、休憩に入った佐々木がギャラリーまで上がってきたようで、「あら七瀬ちゃんたら、浮気かしら？(裏声)」って言いながら、かなり強めのパンチを食らわせてきた。

もちろんやり返したよ？☆

バスケ部が休憩終わると同時に、バレー部が休憩に入った。

私はすぐさまバレー部の真上のギャラリーに移動する。

あれ、なんか周りの女の子たちも動いてるけど、気にしない気にしない

私はさっきのツンツン頭の人に声をかけた

『あの！！さっきのスパイク！凄くかっこよかったです！！こう、ビビっ！ときて！』

私の意味不明な発言に、少し戸惑いながらも「さんきゅ」と笑ってくれた

そしてもう1人

『国見くんって、あんなにすごいスパイクうつんだね！びっくりした！カッコよかったよ！この後も頑張って！』

と、私が笑顔で言ったのに、国見くんはスルー

最近あなた、私への態度酷くないですか？？！

そう思いながら私は、バスケ部の方へ戻って行った。