ホームルーム ページ3
泥田「タダシ新郎ブッ殺す……！」
『おいおいいきなり殺害予告してどうしたのシスコン大魔王泥たん』
泥田「姉ちゃんが結婚しちまったんだよ……」
『義理の兄は君の姉ちゃんに真実の愛を教えてくれたんだ幸せを願ってやりなさい』
泥田「俺たちと過ごした時間は真実の愛じゃないのかよ！」
フッと笑い輝未は泥田の目をしっかりと見た
『家族愛と恋愛を一緒にすんな、どう足掻いても平行線だ』
泥田「うわぁぁぁぁ！！！」
大絶叫に周りの者が全員耳を塞ぐ。泥田少年にとっては辛い現実だったがしゃーない。それが生きるということだ
ガラガラとドアが開き、担任が入ってくる
『はるちゃん先生だ、おはようございます』
晴明「おはよう、雪原さん」
くっそ可愛い顔してんな、と思いながら挨拶をする。女として負けた感のあるスベスベお肌、たまーにいるんだよテメーみてぇな人間がよ！妖怪なら百歩譲れたけど人間なら無理だ！理不尽すぎる！人生が理不尽
『ホームルームは寝てますね、私』
晴明「なんてこった堂々とサボり宣言を受けてしまった」
昨日は宿題が終わらなすぎて寝てない。完璧な作文を制作するためにはそんぐらい造作もないことよ
机に突っ伏して目を閉じる。
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瞼の裏に映るのは、美しい自然の中、森林。平安時代のような日本家屋で私は誰かに憑依していて、外では2人のよく似た子供たちが駆け回っていた
「男の子は妖怪ですか」
何処からか声が聞こえる
「ええ、あの子はよろしくお願いします」
神社の神楽で巫女さんが持ってるような、鈴の声で彼女は返す
「娘は、兄の養女になるそうです……誰の子か聞かれましたが言っておりません…元よりもう生きられぬ私には関係ありませんが」
責めるような口調でも、悲しむような口調ではない。ただ事実としてそれを誰かに話していた
「よろしくお願いします、あの子達を頼みました」
ふっ、と力が抜けて倒れ込むと誰かが支えた。やっと見えたその顔は仮面に隠され私は結局見れなかった。彼女はきっと見れたのだろうな
仮面の間の目が、彼女を捉えた。この女の人よりも悲しそうに口を歪ませている
「女の身ながら、このようなことを言うのは…はしたないかもしれませんが………愛しています…貴方を」
「…ええ、私も」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『おはよー！』
晴明「本気でホームルームの間寝るとは思わなかったよ……」
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まんじゅう - なるほどです！返信ありがとうございました！(・∀・)人(・∀・) (2021年12月26日 11時) (
レス) id: 2ff640d6c8 (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅう - はいはーい！質問です！この主人公ちゃんのテーマ曲を決めるならどの曲ですか？いつも投稿ありがとうございます‼ (2021年12月24日 21時) (レス) @page1 id: 2ff640d6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作成日時：2021年12月23日 20時
