頼ること【Ren.M】

50話 ページ50

蓮side

ラ めめー！

最初に駆け寄ってきたのはラウ。

康 え、ここまで1人でここに来たん？

蓮 先生も一緒にだよ。

先生がぺこりとお辞儀をする。

あとからやってきたメンバーも驚きながら先生に挨拶してた。

先 病室からここまで1人で歩いたんですよ。僕は着いてきただけです笑。

辰 そうなんですね。ありがとうございます。

大 お前すげーな！

佐久間くんが背伸びして頭を撫でてくれた。

蓮 くすぐったいよ笑。

翔 よく届いたな笑。

大 俺だって背伸びすれば届きますー！笑。

亮 ほら、ここじゃ寒いし迷惑かかるでしょ。行くよ？

阿部ちゃんの声で部屋までゆっくり戻る。

先生は照くんと何か話してるみたい。

病室はある程度片付けてたから最後ちょっと仕上げするくらい。

俺も動こうとしたらラウと康二から挟まれて動けなかった笑。

涼 目黒、終わったよ。行こっか。

康二とラウの子守りをしてると舘さんから声をかけられた。

1年近くいた病室が綺麗になってなんか寂しくなった。

蓮 うん。

またゆっくり立ち上がり、裏口へ向かう。

荷物はメンバーが持ってくれて、俺のペースに合わせてくれた。

先生と看護師さん、リハビリの先生方がいた。

先 退院おめでとうございます。何かあったらご連絡くださいね。

蓮 ありがとうございます。お世話になりました…！

頭を下げると先生はにこっと笑って送り出してくれた。

照くんの運転する車に乗りこみ、病院をあとにする。

1年近く前では家に帰れるなんて想像も出来なかった。

翔 どうした？めめ。

蓮 ううん。みんなありがと…。

そういうと運転してた照くん以外俺の方を見た。

みんなの表情はいろいろ。笑ってたり照れてたり笑。

支えてくれてほんとにありがとう。

これからもよろしくね。

第1章END…。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第1章終了です！

今まで読んでくださった皆さんありがとうございます！

移行後から第2章に行きます。

移行までお待ちください！

この小説の続きへ→←49話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す