支え【Ren.M】

17話 ページ18

大介side

蓮はいつものように解熱剤と鉄剤の点滴をされ、病院をあとにした。

帰りは照の運転で家まで帰る。

車の中でずっと眠っていて、起きる気配は全くなかった。

疲れもあったのかな…。寒暖差も激しいし…。

照 目黒、爆睡？

大 うん。運べる？

照 任せろ。

行きと同じように照に抱き上げてもらい、また和室まで連れて行った。

ラ あ、おかえり〜。

大 あれ？ラウ帰ってたの？

ラ うん！午後のやつがなくなったの！お部屋で課題やってた！

大 お疲れ様。

ラ めめ、どう？

大 いつもみたいに点滴やって帰ってきたよ。解熱剤も追加貰ってきた。

ラ そっか…。何か手伝えることある？

大 蓮、着替えさせるの手伝ってもらえる？寝ちゃって起きなくてさ。

ラ 任せて！

ラウは蓮より年下ということもあってあまり弱みを見せたがらない。

幻肢痛で悩んでいた時もラウには最後まで黙っていた。

ラウも引き際を分かってるから遠目でサポートしてくれるんだけど幻肢痛に関しては違った。

思いっきり怒ったんだ。なんで頼ってくれないの？って。

そこから、幻肢痛のときにラウが一緒に寝ると落ち着くようになったんだ。

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