弱むし泣きむし意気地なし【鬼滅の刃】

拾伍話 ページ17

白銀Aside

迫りくる気配を感じて、私は男の子たちを庇うように刀を受けた

蟲柱が反対側に着地し、いつもの笑顔を向けた

胡蝶「どうして邪魔をするんです？」

私達は黙って蟲柱を見た

胡蝶「冨岡さん、鬼とは仲良くできないって言ってたくせに、、、

なんなんでしょうか？」

鬼、、、そうか、この子たちが炭治郎殿と禰豆子殿か、、、ならば、、、

胡蝶「裏切者さんは良しとして、そんなだから、みんなに嫌われるんですよ？」

蟲柱はその刀を真っすぐ私達に向けた

胡蝶「さあ冨岡さん。どいてくださいね」

冨岡「俺は、、、俺は嫌われてない」

「「『！！』」」

あら、、、

胡蝶「あぁ、、、それ、すみません

嫌われてる自覚が無かったんですね

余計なことを行ってしまって申し訳ないです」

「「！！」」

これは長続きしそう、、、

胡蝶「坊や」

炭治郎「は、はいっ！？」

胡蝶「坊やが庇っているのは鬼ですよ？危ないですから離れてください」

すると炭治郎殿は禰豆子殿を庇った

炭治郎「ち、違います！いや、違わないけど、、、

あの、妹なんです！俺の妹でっ、、、それでっ！」

言い終わる前に、蟲柱は困ったような顔をした

胡蝶「まあ、、、そうなのですか、、可哀そうに、、、

では、、、苦しまないよう、優しい毒で殺してあげましょうね」

炭治郎「っ！」

私は冨岡殿と蟲柱の間に立った

『行ってください。蟲柱殿は自分が』

冨岡「、、、頼んだ。動けるか、、、

動けなくても、根性で動け。妹を連れて逃げろ」

炭治郎「冨岡さん、、、それに、、、すみません！ありがとうございます！」

冨岡殿と炭治郎殿は禰豆子殿を抱え、走り去っていった

胡蝶「これ、対立違反なのでは？」

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