呪鬼・夜【呪鬼】 (ページ2)

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２話　鳥井希ページ2

捏島孝行side

俺はまたいつものように登校した

変わらない親に変わらない景色

ただ、何か俺の中で廻るものがあった

学校につくと、いたのは大先生とロボロだった

捏島「おー！大先生にロボロー！」

鬱島「今日は遅いんやな」

意地悪っぽく笑った大先生

そしてトントンがやってきた

桃瀬「大先生ー、、、お前また学校でスマホいじったやろ」

鬱島「い、いや？」

桃瀬「先生から聞いとんじじゃ校則守れぃ！」

鬱島「校則は破るためにある！」

トントンと大先生が口論を始めた

ロボロも途中で混ざりそれはそれは騒音になった

、、、ん？

なんか、、、足りなくね？

俺はぽつんと空いた空席を見つけた

捏島「なぁ、ゾム遅くね？」

俺が言うと、３人は驚いた眼で俺を見た

捏島「なんや？」

天乃「ついに幽霊にまで手を出して、、、」

鬱島「可哀そうな子っ！」

桃瀬「お前正気失ったんかぁ？」

訳が分からず混乱した

捏島「急になんやねん、、、ゾムがまだ来てへんねん」

真剣な顔で言うと、大先生がため息をついた

鬱島「真面目に言ってるなら俺も言うわ

〝ゾムなんて奴はおらへん〟で」

捏島「、、、え？」

だって昨日まであんなに楽しそうにしていた

捏島「へ、変なドッキリはやめろや！やってこの席は鳥居希、ゾムの席や！」

桃瀬「そこは最初っから空席やで？ドッキリはお前やろ？」

天乃「鳥井って誰や？」

ゾムが、、、消えた？

と、先生が入ってきた

金豚「よーし皆いるなー」

俺は手を挙げて言った

捏島「せんせー！ゾムがいません！」

金豚「ゾム？誰や？」

捏島「鳥井希です！昨日まであの席にいました！」

金豚「あー、、、寝ぼけとるか？」

先生がそういうと、クラスのみんながドッと笑った

寝ぼけてへん、、、寝ぼけてるのはお前らやないんか？