ＴｈｅｓｔｏｒｙｏｆｔｈｅｂｒａｖｅＰＡＩＮＴＯ［実況者］ (ページ10)

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第９章　キニヴォス集落ページ10

ぺいんとside

クロノアさんに連れられてきた集落は、藁の家が建っていて、たくさんの犬がいた

クロノア「ここは俺達狩人の集落だよ」

ぺいんと「狩人？」

クロノアさんは知らないのか、といった顔をした

死神「狩人ってたしか、、、動物とかを狩る人たちじゃ？」

クロノア「まあ言ってることはあってるよ。俺達は狩りをして生き忍んでる

俺達はキニヴォスっていう種族で、魔法使いや人間とはまた別の種族さ」

ぺいんと「魔法使いと違うことはわかるけど、、、なんで人間と区別されてるんだ？」

クロノアさんは俺達を家にいれてくれた

そこでも一匹の犬がいて、クロノアさんは弓を置いて答えてくれた

クロノア「昔人間同士が戦争をしていた時、負けて迫害を受けていたのが俺達の祖先

それから人間たちとは乖離して生きてきた。だから動物的には同じなんだけど、、、

歴史的には違うってわけ」

クロノアさんの説明にぽかーんとしながらも、出してくれたお茶を飲む

俺の国のお茶とはちょっと違う味がした

クロノア「水に浸した米を炒って、ここらあたりでとれる薬草のエキスをまぜたお茶

咳とかによく効いて、大抵の人は持ってるよ」

死神「美味しい、、、」

ぺいんと「確かに、、、」

クロノアさんは俺達の向かいに腰かけた

クロノア「んで、聞きたいことがあるんだけど、、、」

俺は首を傾げた

クロノア「〝勇者〟ぺいんとと〝魔法使い〟死神って言ったよね？

君達、まさか魔王でも倒すつもりなのかな？」

俺はクロノアさんの獲物を射るような目に見つめられて、しばらく固まっていた