第19章 あしあと町の領主 ページ20
ぺいんとside
死神「な、長いですね、、、」
太陽の日の下、俺達はあしあと町へと続く長い街道を歩いていた
クロノア「少し休憩しようか。あそこの木陰で休もう」
少しずつ木が生い茂ってきた道
死神君はその日陰に座り込んだ
トラゾー「それにしても暑いなぁ、、、今日は太陽が近い日なのかもな」
ぺいんと「太陽が近い日?」
トラゾー「月に何日かあるのさ。この星が太陽に近づいて、伝わる熱が多くなる
すると暑くなるんだ」
トラゾーは物知りだなぁ、、、
そう思っていると、ガラガラと何かを引く音がした
見ると馬に荷台を引かせていた
その荷車は俺達の前で止まった
?「そこのあんさん達、そんなところでどうしたん?」
フワッと桃色の着物を揺らして、笠を被った女性が降りてきた
ぺいんと「え、と、、、、あしあと町に向かっていて、、、」
そう言うと、女性はへぇと頷いた
朱梨「ウチは朱梨。あしあと町の領主なんよ!
これはまたお偉い様やなぁ!」
え、今領主って言ったか?しかもお偉い様って、、、
トラゾー「あしあと町の領主が?」
朱梨「そうやで、それにしても勇者様がウチの町を訪れてくれはるなんて
何年ぶりや?ま、ええわ。ウチも戻るところやったし、良かったらのってくか?」
そう言って朱梨さんは荷台を指差した
いやでも、なんで俺だ勇者って分かったんだろう、、、
ぺいんと「なんで勇者って分かったんですか?」
朱梨「持ってる剣に決まっとうやろ?ウチの町からも前の領主様が勇者様の仲間やったんよ」
結構いるもんなんだなぁ、、、
俺達は言葉に甘えて乗せてもらうことにした
俺達は4人と朱梨さんを合わせて乗っても荷台には結構な広さがあった
朱梨「酔っても道に吐いてな!しゅっぱーつ!」
俺達は荷台の上に揺られてあしあと町を目指した
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▽領主朱梨 登場
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そらまめ(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます! (2020年5月24日 0時) (レス) id: aba1ee4478 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 好きです…! (2020年5月23日 22時) (レス) id: 162253b87b (このIDを非表示/違反報告)
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