ＴｈｅｓｔｏｒｙｏｆｔｈｅｂｒａｖｅＰＡＩＮＴＯ［実況者］ (ページ14)

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第１３章　野営ページ14

クロノアside

クロノア「なに？」

俺はパンにかぶりつきながら答えた

ぺいんと「勇者の伝説って本当にあるのかなぁって、、、」

クロノア「あるに決まってるじゃん」

簡潔にそう答えれば、でも、、、とぺいんとは不安そうな顔をした

死神「ぺいんとさんって何処の国からやってきたんですか？」

ぺいんと「カラー王国だよ」

クロノア「あー、、、なるほど」

カラー王国は魔物とは縁の遠い国である

だからぺいんとも知らないのだろう

クロノア「前の勇者も、俺達みたいに仲間がいたんだって

その仲間の一人、キニヴォス集落の長だったんだ。確か名前は、、、シャオロン様？

スコップだけで魔物を退治したことがある凄い人さ」

死神「僕達魔法使いからもいたんですよ！名前はロボロ様！

魔法にしては強すぎるものを使ってて、勇者様に声をかけられたんだって！

今は消息不明だけど、、、」

ぺいんとはへぇ～、と頷いた

ぺいんと「勇者に、狩人と、魔法使い。三人だけだけど、、、前の勇者もそうだったのかな？」

死神「いや、前の勇者は凄く多くの仲間を連れてたんですよ！」

死神君が無邪気に答えた

クロノア「勇者、狩人、魔法使い、賢者、騎士、さらにはかつて昔に滅んだ国の王様とか、、、」

ぺいんと「多っ！？そこまで魔王って強いのかな、、、」

死神「そこまではわかりませんよ、、、でも、きっと勇者様は凄い強かったんだと思います！」

そこまでみんなで話していて、急に寒くなった

焚火で暖を取っていたが、寒くて寝れる状況では無い、、、

クロノア「二人とも、大丈夫？」

死神「う、、、さ、寒い、、、」

ぺいんと「ク、クロノアさんは、大丈夫、なのか？」

クロノア「うん。寒さには慣れてるからね」

そう言った時、カサリと草をかき分けるような音がした

弓を構えると、二人はなんだなんだと騒ぎだしたが、気配は俺達に近づいてくる

やがて一人の男が姿を現した

？「よかった！人がいた！」

クロノア「？こんなところに人が？」

その男は白い布を頭に被っていて目は見えず、腰に帯剣していた

トラゾー「俺はトラゾー。森で迷っていたら狼煙が見えてね」

そういうトラゾーの顔や腕にはたくさんの切り傷があった

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▽傭兵トラゾー登場