ＴｈｅｓｔｏｒｙｏｆｔｈｅｂｒａｖｅＰＡＩＮＴＯ［実況者］ (ページ13)

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第１２章　戦闘ページ13

ぺいんとside

まず俺は獣の突進を左によけ、そのまま剣で切った

クロノアさんも凄いことに五本ほどの矢を一度に放っていた

全部命中していたから本当にすごい

クロノア「ぺいんと！前見ろ！」

ぺいんと「へ？」

クロノアさんを見ていたためか、獣の攻撃をもろに食らってしまった

ぺいんと「ぐあっ、、、！」

宙に投げ出され、地面に落ちた

俺の腹からは多少なりとも出血していた

「グルルルル！」

ぺいんと「っ！」

不味い！

獣はまた突進してきた

このままじゃ避けれずにまた食らってしまう！

クロノア「ふっ！」

クロノアさんが俺と獣間に立って矢を左目にも刺していた

獣は叫び声をあげてのたうち回った

クロノア「立てるか？」

ぺいんと「あ、ありがとう、、、クロノアさん、、、」

クロノアさんの手を借りて立ち上がったが、視界がグラリと揺れた

両目を刺されて、剣で刺されたにも関わらず、獣はまだ死ぬ気配はなさそうだ

クロノア「くっ、、、！」

クロノアさんが矢を放ったが、右前足を少し掠めただけだった

クロノアさんに噛みつこうと飛び込んだ獣だが、突然後ろから火の玉が獣めがけて飛んできた

俺もクロノアさんも驚いて、死神君をみていた

死神君は本を開いて、赤い魔方陣から炎の玉を飛ばしていた

死神「させないっ！」

死神君の火の玉は効果抜群！

獣は力尽きたように倒れ、紫っぽい、、、いや黒っぽい？色の煙が体から出ていった

死神「や、やった！あ、二人とも大丈夫ですか！？」

クロノア「俺は大丈夫。でもぺいんとは、、、」

俺は出血した部分を手で押さえて笑った

ぺいんと「それほど深くはなさそうだから、大丈夫だよ」

クロノア「でもこの森の中じゃそのままにしておけない

日も暮れてきたし、野営しよう。一応治療箱があるから手当ても済まそう」

テキパキとクロノアさんは準備をし始めた

落ちている枝を集めて、カバンから何やら黒いものを取り出した

それを枝の近くで石を使って砕くとあっという間に火がついた

それから俺の腹の部分に消毒して包帯を巻いてくれた

やっぱり大した怪我ではなさそうだったが、宙に打ち上げられた影響で痣がたくさんあった

クロノア「交代交代で見張りを立てながら眠ろう

何があっても対応できるように」

最初の見張り役はクロノアさんが引き受けてくれた

俺はカバンからパンを二人に上げた

ぺいんと「あ、クロノアさんに聞きたいことがあって、、、」