すとぷりの短編集(中編かも…？) (ページ6)

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～ハチマキ～ story5 ページ6

ｶﾞﾁｬ

こ「ﾋﾞｸｯあ、なんだ、Aか…
…聞いてた？」

多分、聞かれてたくなかったよな…

『？何のこと？…こんな所で何してたの？』

こ(良かった…)

こ「ん、まあねw
てか、こっちのセリフwなんでここにAが？」

…なんて言おう。
素直に言うか…

『ころんに言いたい事があって…
聞いてくれる？』

こ「ん。いいよ(え？！期待しちゃっていいの？！)」

なんか、挙動不審なんだけどw
自分の気持ちに素直になろう。

『…あのさ、ハチマキ交換、してくんない？』

…これしか出てこなかった～(´；ω；｀)
私の意気地無し～！

てか、絶対ダメって言われるじゃん。
好きな人としか交換しないんだよ？！

こ「ダメ。」

やっぱり…

『…っそうだよね！ほら、みんな探してるし… こ「ねぇ、ハチマキ交換、しよ？」

は？？？』

今、ダメって言ったよな？

『でも、今、ダメって…』

こ「俺から言いたいって事。」

『好きな子としか交換しないって…』

こ「あ～もう、ここまで言わないと
分かんない？！勉強は出来るくせに
こういう所は馬鹿なんだから…」

貶された…(´；ω；｀)

こ「だ〜か～ら、Aの事が好きなの！」

『は？！///』

こ「Aのしっかり者で頑張り屋さんだけど、
おっちょこちょいなとことか、
どんな僕でも受け入れてくれるとことか、
Aの全部が好きなの！

…Σ(´□｀;)ﾊｯ！」

なんか、蝶に言ってたのとちょっと

変えてんじゃんw

…可愛いって言ってよ……。

こ「は？！やっぱ、聞いてたの？！」

あ、声に出てた？

こ「バッチリ。」

うわ…最悪…

こ「意外と可愛いとこあんじゃんw」

( ﾟ∀ ﾟ)ﾊｯ！

『今、可愛いって言った！ｷﾗｷﾗ』

こ「はぁ？！言ってねぇし！
てか、返事は？」

ころんが真面目な眼差しで聞いてきた。

…恥ずい。
言えん。

『そもそも、私から、言おうとしてたし、
良くね？』

こ「ダメ。言って。」

…いや、言えない。

あの時はなんで言えそうになったんだろって
ぐらい、口が動かん。

こ「言わないと、「お仕置き」、するよ？ﾆﾔｯ」

ずいっと顔を近ずけてくる。

その距離、約5㎝
ころんの整った顔が目の前に…！

その距離を縮めたのは、ころんではなく、

私だった。