〜本気モード〜 ページ14
クスクスと私なんかよりずっと女子力のある
笑い方で笑った後、急に笑顔が消えた。
え、なに?
な「てかさ、今の状況、分かってる?」
へ?何のこと?
な「ハァ…だから、こういう事。」
そう言うと、ななもり先輩はこちらに近づいてきて、私の顔の横に肘をついた。
…顔が近い///
てか、これって肘ドン?!
私「ちょっ…先輩…!」
恥ずかしすぎて、思わず顔を逸らしてしまう。
すると、
な「どこ向いてるの?こっち、見てよ…」
顎に手を添えられ、先輩の方を向かされる
先輩のアメジストのような目が、ハンターの
ように私を射止める。
いつもの優しい、ふわふわとした雰囲気では
ない。
これは“本気モード”だ。
“本気モード”というのは、いつもはほんわかとしているななもり先輩が時々見せる顔。
私も噂でしか聞いたことないけど…
そんな顔に思わずドキッとしていまう。
な「俺さ、ずっとAちゃんの事、
好きだったんだ。不真面目そうに見えて、
実は人一倍努力してるとことか、器用そうに
見えて、実は不器用な所とか…」
はい?!先輩が私の事を好き?!
な「好きな子とさ、2人っきりってだけで
ヤバいのに、上目遣いするとか反則。」
と、言われましても…
な「取り敢えず、今日はこれだけで我慢から。
返事はいつでもいいから。」
そういうと、先輩は私の手首に唇を落とした。
ななもり先輩はトントンと私の唇を
なぞりながら妖艶に微笑んだ。
な「ホントはここがいいけど…
歯止め、効かなくなりそうだからw」
先輩はクスッと笑った。
私は…何が起きたのか、まだ理解してない…
な「じゃあ、またねクスッ」
バタン
頭を軽くぽんぽんと叩いて資料室を出ていく。
先輩がいなくなった後も、私は1人、部屋の中で顔を赤く染めていた…
先輩と、「先輩・後輩」以上の関係に
なるのは、もう少し、先のお話。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこれってSなんですか(´;ω;`)
これ書いたの、結構前なので色々とヤバい
ですが…
あと、リクエスト、募集中です!
では!
また!
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