→2.モテ男の本性【赤葦京治】

Mr.hetare 63 ページ26

黒尾さん、木兎さん、孤爪、俺の塊になって体育館へ再び向かっていた時







孤爪「…赤葦」


赤葦「何？」


孤爪「行ってきな」








そういって右手人差し指で指す先には俺も気づかなかったAがいた


手には音駒軍のものと思われるスポーツドリンクが入ったかごを持っている









孤爪「紳士なんでしょ。Aの持ってあげなよ」


赤葦「だめだめ。急に後ろから話しかけて「かご……持つよ」なんて俺にはまだ早すぎる」


孤爪「顔赤らめて首振んないでよ……」








昨日、変態至上主義者の木葉さんが少女漫画を持ってきていた


少し読んでみたけどアレは難易度高い。男子がオレオレすぎる肉食すぎる。わぁお


とにかく、Aと近くでより濃度の似た空気を吸うことなんぞレベルが高い








木兎「紳士は濃度の似た空気とかいう単語使わないぞ！？」


赤葦「生命を保つことだけに集中してくれませんか？」


木兎「お？おう」









遠回しに黙れって言ったけど木兎さんは気づかなかった、めでたしめでたし


そんなこんなでラチが開かないと思ったのか、黒尾さんが一言言ってきた








黒尾「ちなみになんだがな、Aは自分の持ってるもの持たれるとトゥンクするらしーぜ」


赤葦「…！？」









今までの迷いはどこへやら、Aのもとへ行くのは秒で決まった

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ラッキーカラー

あずきいろ

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