双子の片割れの秘密

ゾンビ！？ ページ14

フユメ視点

？「月浪トウマ…貴方が大人しく海に沈んでいれば、こんなことにはならなかったのです！
"今日こそは"、私の力を酒吞童子様に…」

ナツメ「え？」

アキノリ「お前、酒吞童子の仲間か！？」

？「その通り。我が名は"フクロウ"！」


そう言って、仮面を被った妖怪…フクロウは、矢を取り出した


アキノリ「なんだ！？」

フクロウ「本来は吹き矢で放つものだが、こういう使い方もできる！
私は無能では……ない！！」

アキノリ「逃げろ！」


フクロウは、こちらに向かって、矢を投げてきた


アキノリくんの言葉を合図に、皆逃げ出す


あの矢が刺さったら、どうなるの…？


投げた矢の一つがローストチキンに刺さると、魂を持ったかのように動き出した


ナツメ「何アレ！？」

アキノリ「ローストチキンのゾンビだ！」


ゾンビ！？


キモイし怖い！！


再び矢を投げてくる


その矢は、靴、人形、更には服にまで刺さり、ローストチキンのときと同じ状況になった


ケースケ「ごめんなさいごめんなさい！もう鶏肉食べません！！」

フユメ「ケースケ、今それ関係ないから！！(涙)」


私たちの後ろには、次々と矢が刺さった物たちが


こんなん絶対怖いって！！


アキノリ「なんなんだよ、コイツら！？」



ケースケ「魚も食べませ〜ん！！」

フユメ「もうやだよぉ……(涙)」


あのね、今までは余裕ぶっこいてたけどさ、本当はかなりの怖がりなの！！


助けてよぉ…………


そんな思いもむなしく、壁際まで追い込まれてしまう


アキノリ「ヤバイ…！」

ナツメ「こうなったら…。
召喚！私の友達、出てこい…ジバニャン！」


ジバニャン召喚


ジバニャン「あぁ…？随分気持ち悪いとこだニャ…」

アンジュ「ジバニャン、大分姿が変わったね…(^^;」

フユメ「アンジュ！？いたなら、助けてよ！」

アンジュ「え？だってさ、入っていく隙がなかったもん！」


この、自由人め…！


ナツメ「私の友達、出てこい…コマさん！」


そんなやり取りをしている間に、ナツメはコマさんを召喚していた


コマさん「うおぉぉぉん！
しーーーっ」←

ケースケ「なんで、おしっこ？」

コマさん「ちょうど出そうなときに呼び出したのは、そっちのほうだわい…。まったく……」

アキノリ「…てか、その前になんでライトサイド？」

ナツメ「あ、つい…」←

フユメ「"つい"じゃないよ！」


ナツメにも呆れる…

泣くね。絶対→←周りの様子が…

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