突然の番外編 ページ30
これは、私と隆平の過去の話…というか、私が隆平に心を許す前の話。
いつもと何も変わらない日に、その人は突然現れた。
嶋田「これ、鑑定してもらえますか」
と、やけに耳に馴染む男性にしては綺麗な声が科捜研独特の白を基調とした空間に響く。
普段なら依頼に関しての対応は先輩がするのだけれど、この日はたまたま大きな事件が起こった為に皆出払っていた。
何でこんな時に…とは思ったけれど仕方ない。
『…どれですか』
と、随分と可愛げの無い返事をする。私だって出来るならもう少し可愛らしい返事をしたいけれど、きっと無理なんだろう
そう自虐気味になっていた時、目の前で何かが入った袋を振られる。
嶋田「これです」
と言う私より可愛げの無いと共に。…まあ男の人だけれど。
この頃はまだ男性に対する恐怖心が少し残っていたから、それだけ受け取って研究室に戻ろうとした
嶋田「…小さいな」
そう、戻ろうとしたらなんとこの男、そんな失礼な事を呟いたのだ。
声のトーン的に多分これは心の声が漏れた感じのやつだ。
身長や顔は結構気にしてたから思わずムッとして
『小さくありません』
と反論してしまう。
私のこの顔と身長は年相応だ。多分
世の中の14歳の女の子はきっと皆こんなんだ。
知らないけれども。
嶋田「…何歳ですか？」
……女の人に年齢を聞くのはどうなんだろう。しかも初対面だぞ？
当の本人は済ました顔で突っ立って居るし。
まあ、年齢を聞かれても別に何も無いので、素直に答える
『14ですけれど』
そしたらまあ、案の定驚いた顔をする目の前の人。
口をパクパク数回動かした後、そっと言葉を紡ぐ。
嶋田「…14で何故科捜研に…？」
予想通りの質問。皆始めはこう聞いてくるのだ
まあ、そりゃそうだろう。科捜研…科学捜査研究所とは言っても警察組織の一員なのだから。
14歳の少女が当たり前のように白衣を着て警察内に居るのは不自然極まりない。
けれど、これも別に隠す必要は無いから普通に答える
『父が警察の上官なもので。ほぼ無理矢理…まあ所詮、職権乱用ってやつですね。それで14ながらに科捜研に居ます』
嶋田「……。学校は？」
『小学校までは行きましたよ。』
嶋田「……そうか」
その後は、すぐに研究室に戻り作業を再開した。
これが私と隆平の…最悪な出会いだ
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結(むすび)(プロフ) - マナさん» お返事、返したと思っていたのですがどうやら返せていなかったみたいです、本当に申し訳ありません…！もしまだ質問の内容を覚えていらっしゃる様なら、お聞きしてもよろしいでしょうか？本当にすみませんでした、、 (2021年12月23日 19時) (
レス) id: 0ce8940541 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 結(むすび)さん» こんにちは…！えっと…夢主を赤嶺中に転校してくる時の自己紹介について聞いて聞いていいですか？ (2021年6月21日 17時) (レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
結(むすび)(プロフ) - マナさん» 全然大丈夫ですよ！ (2021年6月21日 11時) (レス) id: 0ce8940541 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 結(むすび)さん» こ、こんにちは…！聞いていいですか？ (2021年6月21日 11時) (レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
結(むすび)(プロフ) - マナさん» どうぞです…！どうされましたか？ (2021年6月19日 15時) (レス) id: 0ce8940541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結(むすび) x他1人 | 作成日時：2021年2月18日 21時
