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「只今戻りました。」

帰ると、無惨様は鬼の声を聞いて居られるようだった。隣に座り、猫のように擦り付く。
何故だろう。前にこうしていた気がするのだ。
記憶が戻ってきているのかと思い、喜んだ。

「…どうした」

「こうして居たいんです。」


そう言うと、無惨様は額に口付けをしてくれた。唯、何か違和感を感じたが気の所為にする事にした。


この屋敷に居ると、ふわふわしてて心地がいい。幸福感に溢れてる気がして気持ちがいい。

無惨様が私を愛してくれるのなら、
もうそれでいい気もした。


「っ…?」

頭痛。原因は分からないが、最近起こる頭痛に悩まされている。頭の中で誰かが哀しそうな顔をしてこちらを見ている。

私は今が幸せなんだ、と叫んでも

その目は哀しい目をしてた。


私の過去に何があったか私はわからない。無惨様は傷付くだろうと教えてはくれない。周りの鬼に聞き回っても、誰も口を開こうとしてくれなかった。

だからこそ、私の過去を知る無惨様に縋り付くしか無かった。


何時か私の過去を知って。ありのままで無惨様と話すのが夢…

叶わないのだろうか。


けど…それでも…

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作者名: | 作成日時:2019年10月9日 5時

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